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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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標準的な質問票の解説と留意事項
現在、aからcの薬の使用の有無
1・2・3

(a:血圧を下げる薬、b:血糖を下げる薬又はインスリン注射、c. コレ
ステロールや中性脂肪を下げる薬)

選択肢

① はい ② いいえ

目的

保健指導対象者の選定と階層化のために必要な質問。


降圧薬等を服薬中の者については、継続的に医療機関を受診している。
生活習慣の改善支援については、 医療機関において継続的な医学的管
理の一環として行われることが適当であるため、保険者による特定保
健指導を義務とはしない。ただし、服薬していると回答した場合であっ

解説

てもコントロールが不良な場合は、飲み忘れ等がないか、正しく服薬で
きているかについて確認する1,2。


血圧や血糖、脂質の値が高いにも関わらず服薬をしておらず、かつ医療
機関を受診していない場合は、受診を促す。

聞き取り

「いいえ」と回答した場合には、処方薬の飲み忘れや、自己判断による中断

ポイント

の可能性が含まれることに留意する。
「はい」と回答した場合

声かけの例



「定期的に通院していますか」



「毎日忘れずに薬を飲んでいますか」



「指示通りに薬をのんでいますか」

「いいえ」と回答した場合


「これまでに医療機関を受診したことがありますか」



「自分の判断で薬をのむのを止めていませんか」



「処方された薬を飲み忘れていませんか」



糖尿病や高血圧と比べて、脂質異常症については、処方されていること
を本人が自覚していない場合が多いという指摘があることに留意す
る。

留意事項



一般的に脂質異常症の治療は高LDL血症の改善を目的として行われて
おり、 次いで中性脂肪の管理を考える。なおHDLコレステロールを上
昇させる薬剤は限られており、LDLコレステロールや中性脂肪が正常
範囲の場合は治療対象としないことが多い。

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