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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (150 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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尿蛋白及び血清クレアチニンに関するフィードバック文例

※血清クレアチニンを測定している場合に使用してください。
【健診判定と対応の分類】
健診判定
(eGFR の単位:

尿蛋白(-)

尿蛋白(±)

ml/min/1.73m2)

異常

eGFR<45

① すぐに医療機関の受診を

45≦eGFR<60

② 生活習慣の改善を

60≦eGFR
正常

③ 今後も継続して健
診受診を

尿蛋白(1+)
以上

② 生活習
慣の改善を

慢性腎臓病(CKD)とは?
慢性腎臓病は、腎臓に障害があるか、又は腎臓の働き(腎機能)の低下が 3 か月
以上続いている状態です。通常、尿蛋白陽性・アルブミン尿異常等の尿検査の異
常、又は腎機能低下(血液検査の血清クレアチニン(Cr)から推定される糸球体
濾過量(eGFR)が 60 mL/分/1.73m2 未満)が 3 ヶ月以上続くことで診断しま
す。慢性腎臓病の原因(病因)としては糖尿病、慢性糸球体腎炎、高血圧が代表的
ですが、そのほか様々な腎疾患が含まれます。慢性腎臓病が重症化すると透析が
必要な末期腎不全に進行したり、脳卒中や心臓病がが発症する危険性が高くなり
ます。一方、慢性腎臓病は、生活習慣の改善や糖尿病・高血圧の治療によって発症
を予防することが可能です。慢性腎臓病は一般に自覚症状が乏しいですが、健診
により早期発見が可能です。慢性腎臓病が疑われる場合には、医療機関を受診し
て、しっかりと治療することが重要です。

腎臓の働き(推算糸球体濾過量、eGFR)はどのように評価するのでしょうか?:
血清クレアチニンと年齢及び性別から推算糸球体濾過量(eGFR)を計算します。
eGFR が低くなるほど腎臓の働きが低下しています。eGFR は健康な場合はおよそ
100 mL/分/1.73m2 ですから、eGFR の数値は健康な人に比べた腎臓の働きの百
分率(%)と考えると分かり易いでしょう。

*eGFR(mL/分/1.73 ㎡)=194×Cr-1.094×年齢(歳)-0.287(女性は×0.739)

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