よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和4年版 消防白書 (126 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf
出典情報 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

22

消防体制

(1)常備消防機関

る消防本部は 288 本部(うち広域連合は 22 本部)
であり、その構成市町村数 1,109 市町村(370 市、

常備消防機関とは、市町村に設置された消防本部

599 町、140 村)は常備化市町村全体の 65.6%に相

及び消防署のことであり、専任の職員が勤務してい

当する。また、事務委託をしている市町村数は 146

る。

市町村(39 市、87 町、20 村)であり、常備化市町

令和4年4月1日現在では、
全国に 723 消防本部、

村全体の 8.6%に相当する(第 2-1-2 図)


1,714 消防署が設置されている(資料 2-1-1)

消防職員は 16 万 7,510 人であり、うち女性職員
は 6,148 人である(第 2-1-1 図、資料 2-1-1)

市町村における現在の消防体制は、
大別して、
〔1〕
消防本部及び消防署(いわゆる常備消防)と消防団
(いわゆる非常備消防)とが併存している市町村(以
下「常備化市町村」という。
)と、
〔2〕消防団のみ

(2)消防団
令 和 4 年 4 月 1 日 現 在、 全 国 の 消 防 団 数 は
2,196、消防団員数は 78 万 3,578 人であり、消防
団は全ての市町村に設置されている(第 2-1-1 図、
資料 2-1-1)

消防団は、市町村の非常備の消防機関であり、そ

が存する町村(以下「非常備町村」という。
)がある。

の構成員である消防団員は、他に本業を持ちながら

令和4年4月1日現在、常備化市町村は 1,690 市

も、権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員

町村あり、非常備町村は 29 町村(7都県)に存在

として、
「自らの地域は自らで守る」という郷土愛

する。非常備町村は、地理的な要因から非常備であ

護の精神に基づき、消防防災活動を行っている(消

る地域が多く、1都3県の 21 町村(非常備町村全

防団の組織体制等については、特集3を参照)


体の 72.4%)は島しょである(資料Ⅴ)

一部事務組合又は広域連合により設置されてい
第 2-1-1 図

消防職団員数の推移

(備考)1 「消防防災・震災対策現況調査」により作成
2 東日本大震災の影響により、平成 23 年の岩手県、宮城県及び福島県の消防職員数及び消防団員数については、前年数値(平成 22 年4
月1日現在)により集計している。
3 東日本大震災の影響により、平成 24 年の宮城県牡鹿郡女川町の数値は、前々年数値(平成 22 年4月1日現在)により集計している。

111

消防防災の組織と活動

1.消防組織

章章

1節

第第