令和4年版 消防白書 (75 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf |
出典情報 | 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》 |
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災害の現況と課題
第
にみると、1件につき損害額が 10 万円未満の火災
林野火災の出火件数を焼損面積別にみると、焼損
の出火件数が建物火災全体の 55.3%を占めている。
面積 10ha 未満は 1,214 件で、全体の 98.9%を占め
また、焼損床面積 50 ㎡未満の火災の出火件数が、
ている(資料 1-1-48)
。
建物火災全体の 79.0%を占めている(資料 1-144)
。
林野火災の出火件数を原因別にみると、たき火
によるものが 375 件(全体の 30.6%)と最も多く、
、放火(放火
次いで火入れ*2 が 247 件(同 20.1%)
ウ 建物火災の 48.9%で放水を実施
消防機関が火災を覚知し、消防隊が出動して放
の疑いを含む。
)が 104 件(同 8.5%)の順となっ
ている(資料 1-1-49)
。
水を行った建物火災の件数は、1万 9,549 件中、
9,569 件(48.9%)となっている(資料 1-1-45)
。
(3)車両火災
令和3年中の車両火災の出火件数は 3,512 件(対
エ 30 分以内に鎮火した建物火災件数 2,279 件
前年比 46 件増)
、死者数は 71 人(放火自殺者等 39
消防隊が放水した建物火災のうち、放水開始後
人を含む。同 19 人減)
、損害額(車両火災以外の火
30 分以内に鎮火に至った件数は 2,279 件となって
災種別に分類している車両被害は除く。
)は 21 億
おり、このうち放水開始後 11 分から 20 分までに鎮
5,290 万円(同4億 90 万円増)となっている(資
火に至ったものが 786 件と最も多くなっている(資
料 1-1-50)
。
車両火災の出火件数を原因別にみると、排気管
料 1-1-46)
。
によるものが 531 件(全体の 15.1%)と最も多く、
(2)林野火災
次いで交通機関内配線が 316 件(同 9.0%)
、電気
令和3年中の林野火災の出火件数は 1,227 件(対
前年比 12 件減)
、焼損面積は 789ha(同 341ha 増)
、
機器が 254 件(同 7.3%)の順となっている(資料
1-1-51)
。
死者数は 11 人(同6人増)
、損害額は1億 7,642
万円(同 2,505 万円減)となっている(資料 1-1-
令和3年中の船舶火災の出火件数は 63 件(対前
47)
。
林野火災は、空気が乾燥し強風が吹く2月から4
月に多く発生している(第 1-1-18 図)
。
第 1-1-18 図
(4)船舶火災
年比 15 件減)
、
死者数は2人(同1人減)
、
損害額(船
舶火災以外の火災種別に分類している船舶被害は除
林野火災の月別出火件数
(令和3年中)
157
51
*2
60
火入れ:土地の利用上の目的をもって、その土地の上にある立木竹、雑草、堆積物等を面的に焼却する行為
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