令和4年版 消防白書 (301 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf |
出典情報 | 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》 |
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料
資料1-1-70
特殊消防用設備等の認定件数
(令和4年3月31日現在)
特殊消防用設備等
概要
特別避難階段の附室、非常用エレベーターの乗降ロビー等の消防活動拠
点を給気し加圧することにより、拠点における一定の安全性を確保する
加圧防煙システム
とともに、火災室から排煙を行うことにより、火災時において消防隊を
煙や熱から防護し、その消防活動を効果的に支援する性能を有する設備
である ( 平成 21 年9月 15 日告示基準を制定)。
新たなガス消火剤であるドデカフルオロ -2- メチルペンタン -3- オン
ドデカフルオロ -2- メチルペンタン (FK-5-1-12)を噴射ヘッドから放出する消火設備であり、無人の電算機
-3- オン(FK-5-1-12)を
室等に用いられる。オゾン層破壊係数が0である、地球温暖化係数が小
消火剤とする消火設備
さい、人体に対する安全性が高い等の特徴を有する(平成 22 年8月 26
日消防法施行規則を改正)。
大規模・高層の防火対象物において、管理区分や建築構造等に応じエリ
複数の総合操作盤を用いた
アごとに複数の総合操作盤を設置し、それぞれのエリアごとに消防防災
総合消防防災システム
上の分散管理を行うとともに、各総合操作盤の間で情報伝達や連動制御
を行い、当該防火対象物全体を有機的に監視・制御するシステムである。
従来の自動火災報知設備に、火災温度上昇速度を監視する機能を付加し、
火災温度上昇速度を監視する
火災の拡大をより迅速かつ確実に把握することができるシステムであ
機能を付加した防災システム
る。
駐車場における火災に対し、近傍の閉鎖型ヘッドが自動的に作動し、当
閉鎖型ヘッドを用いた駐車場用
該ヘッドから放射された水系消火剤により効果的に消火する設備である
消火設備
(平成 26 年3月 28 日告示基準を制定)。
従来のポンプ方式に付置したインバーターにより、警戒区域ごとに電動
インバーター制御ポンプを
機の回転数を制御することで加圧送水装置の吐出圧力を調整し、建物内
使用するスプリンクラー設備
すべてのスプリンクラーヘッドにおいて、適正な圧力で放水することが
できる消火設備である(平成 20 年 12 月 26 日消防法施行規則を改正)。
スプリンクラー設備に必要とされる防火安全性能を確保しつつ、スプリ
空調設備と配管を兼用する
ンクラー設備と輻射パネル式空調設備の配管を一部兼用することで、省
スプリンクラー設備
資源・省コスト等を実現した消火設備である。
新たに開発した「閉鎖型水噴霧ヘッド」を使用し、通常の水噴霧消火設
閉鎖型水噴霧ヘッドを使用した
備より高い放水圧と効果的な散水パターンを得られるよう工夫されたデ
消火設備
フレクターにより、高い消火・延焼抑制効果を発揮することができる消
火設備である。
煙感知器等により火災を感知した際、給気口及び排気口を確保すること
大空間自然給排煙設備
で生じる気流により煙を排出し、大空間部分において仕様規定の排煙設
備と同等以上の排煙性能を実現する排煙設備である。
使用する機器は、従来の不活性ガス(窒素)消火設備と同じ機器である
放射時間を延長した窒素ガス
が、消火剤放射時間を延長する代わりに防護区画の耐火性能を高めるこ
消火設備
とで、密閉性能を維持している消火設備である。
合 計
資 50
代えられる消防用設備等
排煙設備
ハロゲン化物消火設備
総合操作盤
自動火災報知設備
泡消火設備
認定件数
26 件
4件
10 件
4件
10 件
スプリンクラー設備
1件
スプリンクラー設備
1件
水噴霧消火設備
7件
排煙設備
6件
不活性ガス消火設備
6件
75 件