令和4年版 消防白書 (171 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf |
出典情報 | 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》 |
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第
消防防災の組織と活動
ときには、消防庁長官は、災害発生市町村の属する
ア 緊急消防援助隊の編成
都道府県以外の都道府県の知事又は当該都道府県内
(ア)指揮支援部隊
の市町村の長に対し、緊急消防援助隊の出動のため
指揮支援部隊は、大規模災害又は特殊災害の発生
必要な措置をとることを指示することができるもの
に際し、ヘリコプター等で緊急に被災地に赴き、災
とされた。
害に関する情報を収集し、消防庁長官、関係のある
また、平成 31 年3月には基本計画を改定し、指
都道府県の知事等に伝達するとともに、被災地にお
示対象災害となる大規模な災害の判断要素につい
ける被災地の市町村長又は当該市町村長の委任を受
て、災害の状況、非常災害対策本部又は緊急災害対
けた消防長による緊急消防援助隊に係る指揮が円滑
策本部の設置状況、応援の必要性等と規定した。
に行われるように支援活動を行うことを任務として
いる。指揮支援部隊は、統括指揮支援隊、指揮支援
(2)緊急消防援助隊の編成及び出動計画等
緊急消防援助隊の編成、出動計画等については、
総務大臣が策定する基本計画に定められているが、
その概要は以下のとおりである(第 2-8-1 図)
。
隊及び航空指揮支援隊により編成される。
(イ)都道府県大隊
都道府県大隊は、緊急消防援助隊の基本的な隊の
集合体であり、都道府県大隊指揮隊、消火中隊、救
助中隊、救急中隊、後方支援中隊、通信支援中隊、
水上中隊、特殊災害中隊及び特殊装備中隊のうち被
災地において行う消防の応援等に必要な中隊をもっ
て編成される。
第 2-8-1 図
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緊急消防援助隊の部隊編成