令和4年版 消防白書 (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf |
出典情報 | 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》 |
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消防団を中核とした地域防災力の充実強化
特集
特集 3-12 図
学生消防団活動認証制度
エ 学生の入団促進
学生は、現在又は将来の消防団活動の担い手とし
掲示やポスターの配布を行うことにより、学生への
理解促進を図っている。
て期待されることから、積極的な入団促進に取り組
む必要がある。
オ 将来の担い手育成
消防団に所属する大学生、大学院生、専門学校生
災害が激甚化・頻発化する中、自らの安全を守る
等に対する就職活動支援の一環として、平成 26 年
能力を幼い頃から継続的に育成していく防災教育に
11 月から「学生消防団活動認証制度」の普及を図
ついて、その充実に取り組むことが重要である。防
っている。この制度は、真摯かつ継続的に消防団活
災教育に、地域防災力の中核を担う消防団員等が積
動に取り組み、顕著な実績を収め、地域社会に多大
極的に携わっていくことは、消防団の活動に対する
な貢献をした学生消防団員に対し、市町村がその実
理解、ひいては地域防災力の向上にもつながるもの
績を認証するものである。
である。
令和4年4月1日現在、当該制度を導入してい
このため、消防庁では、文部科学省と連携し、
「児
る市町村の数は 363 となっている(特集 3-12 図)
。
童生徒等に対する防災教育の実施について」
(令和
令和3年度消防庁次長通知においても、大学等を訪
3年 12 月1日付け通知)を発出し、
小学校、
中学校、
問し、学生消防団活動認証制度の活用を働きかける
高等学校及び特別支援学校において消防団員等が参
ことなどにより大学生等の消防団への積極的な加入
画し、体験的・実践的な防災教育の推進に取り組む
を促進するように各市町村に対して呼びかけてお
よう要請した。
り、今後も引き続き導入に向けた働きかけを行って
いく。
また、高校生は、未来の消防団を担う層として、
学業との両立に留意しつつ、早い段階で、消防団へ
加えて、
「消防団員入団促進キャンペーン」の実
の加入に向けた意識啓発を行うことが重要であるこ
施に併せて、大学構内において消防団員募集広告の
とから、令和3年度消防庁次長通知において、各地
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