令和4年版 消防白書 (357 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf |
出典情報 | 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》 |
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料
資料 2-8-5
緊急消防援助隊の出動実績(つづき)
令和4年 11 月 30 日現在
年
(令和)
活動期間
8.28 ~ 8.31
災害名
出動都道府県
令和元年8月の前線に 熊本県
伴う大雨による災害
(4日間)
(1県)
元
北海道、青森県、岩手県、
宮城県、秋田県、山形県、
10.13 ~ 10.18 令和元年東日本台風に 埼玉県、千葉県、東京都、
神奈川県、新潟県、福井県、
よる災害
静岡県、愛知県
(6日間)
2
7.4 ~ 7.15
(12 日間)
2.25 ~ 3.3
(7日間)
3
7.3 ~ 7.26
(24 日間)
(1都1道 12 県)
令和2年7月豪雨
埼玉県、鳥取県、島根県、
岡山県、広島県、山口県、
愛媛県、福岡県、佐賀県、
長崎県、熊本県、大分県、
宮崎県、鹿児島県
指揮隊
消火小隊
救助小隊
救急小隊
後方支援小隊
通信支援小隊
特殊装備小隊
航空小隊
4隊
8隊
8隊
4隊
16 隊
1隊
1隊
1隊
43 隊 146 人
統括指揮支援隊・指揮支援隊
8隊
指揮隊
12 隊
消火小隊
71 隊
救助小隊
33 隊
救急小隊
33 隊
後方支援小隊 92 隊
通信支援小隊 3隊
特殊装備小隊 3隊
航空小隊
18 隊
航空後方支援小隊
3隊
276 隊 1,038 人
統括指揮支援隊・指揮支援隊
18 隊
指揮隊
40 隊
消火小隊
113 隊
救助小隊
73 隊
救急小隊
62 隊
後方支援小隊182 隊
通信支援小隊 10 隊
特殊災害小隊 3隊
特殊装備小隊 8隊
航空指揮支援隊 2隊
航空小隊
21 隊
532 隊 1,999 人
統括指揮支援隊1隊
宮城県、福島県、茨城県、
航空指揮支援隊3隊
埼玉県、東京都、神奈川県、
栃木県足利市林野火災
航空小隊
20 隊
富山県
(14 県)
24 隊 145 人
統括指揮支援隊・指揮支援隊
16 隊
指揮隊
44 隊
消火小隊
169 隊
救助小隊
230 隊
茨城県、栃木県、群馬県、 救急小隊
54 隊
東京都、神奈川県、山梨県、 後方支援小隊246 隊
静岡県熱海市土石流災害 長野県、岐阜県、静岡県、 通信支援小隊 17 隊
愛知県
特殊装備小隊 39 隊
(1都6県)
(1都9県)
(備考)出動隊数及び人員は、消防庁の集計による。
資 106
出動隊・出動人員
815 隊 3,099 人
活動概要
8月 28 日、前線と湿った空気の影響で、九州北部地
方を中心に記録的な大雨となり、河川の氾濫による浸水
害が発生した。同日、佐賀県知事からの要請に基づき、
消防庁長官の求めを受けた熊本県の緊急消防援助隊が出
動した。
陸上隊は、地元消防機関、警察、自衛隊と連携し、浸
水地域の安否確認及び孤立者の救助活動を行い、11 人
を救助した。また、浸水地域の排水活動の妨げになって
いた鉄工所から流出した焼き入れ油の除去活動を実施し
た。航空小隊は、上空から被災状況の情報収集活動を実
施するとともに、ヘリサットシステムを活用して消防庁
等に最新の情報を提供した。
10 月 13 日、令和元年東日本台風の影響等による大雨
で、各地で複数の河川が氾濫、決壊し、多くの地域で浸
水害、土砂崩れが発生した。
発災後、宮城県、福島県及び長野県知事からの要請に
基づき、消防庁長官の求め又は指示を受けた、14 都道
県の緊急消防援助隊が出動した。
なお、平成 31 年3月に改定した基本計画を踏まえ、
災害の状況、10 月 13 日の政府の非常災害対策本部の設
置、応援の必要性等を考慮し、10 月 15 日に緊急消防援
助隊の一連の出動について、消防庁長官の指示によるも
のとした。
陸上隊は、河川氾濫による浸水地域や土砂崩れによっ
て押し流された住宅地等で救命ボート、重機等を活用し、
孤立者の救助や行方不明者の捜索を行った。また、航空
小隊は、情報収集及び孤立地域等からの救助活動を行っ
た。
緊急消防援助隊の6日間にわたる活動により、171 人
を救助した。
7月3日から7月9日までにかけて、梅雨前線が同じ
ような場所に停滞し、温かく湿った空気が流れ込み続け
たため、西日本から東日本にかけての広い範囲で大雨と
なり、各地で河川が氾濫、決壊し、多くの地域で浸水害、
土砂崩れが発生した。
発災後、熊本県、長野県、宮崎県及び島根県知事から
の要請に基づき、消防庁長官の求め又は指示を受けた、
14 県の緊急消防援助隊が出動した。
なお、基本計画の規定を踏まえ、災害の状況、7月5
日の政府の非常災害対策本部の設置、応援の必要性等を
考慮し、同日に緊急消防援助隊の一連の出動について、
消防庁長官の指示によるものとした。
陸上隊は、ドローンや水陸両用バギー、重機を活用し
ながら、捜索・救助活動及び浸水した地域での安否確認
等を行った。また、航空小隊は、情報収集及び孤立地域
等からの救助活動を行った。
緊急消防援助隊の 12 日間にわたる活動により、369
人を救助した。
令和3年2月 21 日栃木県足利市西宮町地内(両崖山
山頂から南西 200m 付近)で火災が発生した。2月 25 日、
栃木県知事からの要請に基づき、1都6県の緊急消防援
助隊が直ちに出動し、空中消火活動や活動隊の指揮支援
活動を実施した。
令和3年7月3日静岡県熱海市伊豆山地区において土
石流が発生した。
発災後、静岡県知事からの要請に基づき、1都9県の
緊急消防援助隊が直ちに出動した。
なお、基本計画の規定を踏まえ、災害の状況、7月5
日の政府の特定災害対策本部から非常災害対策本部に改
組、応援の必要性等を考慮し、同日に緊急消防援助隊の
一連の出動について、消防庁長官の指示によるものとし
た。
重機等を活用し、広範囲に堆積した土石流による泥や
倒壊家屋のがれき等を除去しながら、安否不明者の救助
活動を実施。ドローンや映像伝送装置を活用し、情報収
集や消防応援活動調整本部等と情報共有を行った。
県内応援隊や警察・自衛隊等と連携の下、緊急消防援
助隊の 24 日間にわたる活動により、49 人を救助した。