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令和4年版 消防白書 (209 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf
出典情報 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》
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5章



国際的課題への対応

3.派遣実績

国において、
「国際消防防災フォーラム」を開催し

国際消防救助隊の海外災害派遣は、国際緊急援助

ており、我が国の消防防災制度、技術等を広く紹介

隊の派遣に関する法律施行前の2回を含めこれまで

し、開催国の消防防災能力の向上に貢献している。

に 21 回の実績がある(資料 5-2)


フォーラムは、開催国で広く消防防災関係者を集め
て開催され、その内容は開催国の状況を勘案して決
められる。

トラルパンでの捜索救助活動
メキシコ地震災害(平成 29 年9月派遣)

国際消防防災フォーラム
(令和3年度 オンライン開催)

(JICA 提供)

横浜市消防局による救助活動事例報告
(令和3年度 オンライン開催)
花蓮県で捜索救助活動を支援

また、フォーラムを我が国の消防防災インフラシ

台湾東部地震災害(平成 30 年2月派遣)

ステムの海外展開を推進する場としても活用すべ

(JICA 提供)

く、会場では、消防防災製品を扱う日系企業が、プ
レゼンテーションや展示によって開催国の消防防災
関係者に対して自社製品の PR を行っている。

国際協力・国際交流

令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の感染
状況等を踏まえ、オンライン形式により、これまで

1.国際消防防災フォーラムの開催
近年アジア諸国では、経済発展・都市化が進む中、

の主たるターゲットであったアジア圏内のみなら
ず、欧州、北米、南米、アフリカ、オセアニア等ま

これまで以上に高度な消防防災体制の構築が必要と

で広く参加を呼びかけ、約 60 カ国から 1,200 名を

されている。このため、人命救助、消火及び火災予

超える参加登録を得て開催し、我が国消防の救助、

防の技術や制度に関しても、これらの国々からの我

予防、消防団に関するプレゼンテーションのほか、

が国の国際協力への期待は大きい。

国連防災機関(UNDRR)駐日事務所や JICA による

このことを踏まえ、消防庁では主にアジア圏内の
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スピーチ、日系企業 13 社による製品紹介が行われ