令和4年版 消防白書 (88 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf |
出典情報 | 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
故の発生件数は7件(対前年比4件増)であり、死
26 件(同3件減)
、高温表面熱が 23 件(同4件減)
、
者は0人(前年同数)
、負傷者は3人(同1人増)
となっている。
章章
(対前年比 19 件増)と最も多く、次いで過熱着火が
11
許可施設」という。
)における令和3年中の火災事
第第
合計したものが 19.2%となっている(第 1-2-5 図)
。
電気火花が 23 件(同 14 件増)となっている(第
令和3年中の危険物運搬中の火災事故の発生件数
第 1-2-5 図
発生要因別火災事故発生件数
は1件(対前年比1件増)となっている。
調査中 2件(0.9%)
交通事故 1件(0.4%)
放火等 1件(0.4%)
(令和3年中)
(5)仮貯蔵・仮取扱い中の火災事故
風水害等 5件(2.2%)
不明
15件
(6.7%)
類焼
19件
(8.5%)
破損
3件
(1.3%)
発生件数は0件(前年同数)となっている。
その他
の要因
26件(11.6%)
故障
6件(2.7%)
設計不良
12件
(5.4%)
令和3年中の仮貯蔵・仮取扱い*3 中の火災事故の
維持管理
不十分
41件(18.3%)
物的要因
61件
(27.2%)
火災事故
発生総数
224件
(100%)
施工不良
15件(6.7%)
腐食疲労等劣化
25件
(11.2%)
2.流出事故
人的要因 操作確認
120件
不十分
(53.6%)
38件
(17.0%)
危険物施設における令和3年中の危険物の流出事
故の発生件数は 422 件となっており、
平成元年
(1989
年)以降流出事故が最も少なかった平成6年(1994
操作
未実施
13件
(5.8%)
誤操作 19件
(8.5%)
年)の 174 件と比較すると、危険物施設数が減少し
ているにもかかわらず、約 2.4 倍に増加している。
主な発生要因については、人的要因によるもの、物
監視不十分 9件(4.0%)
(備考)1 「危険物に係る事故の概要」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合
がある。
的要因によるものいずれも多数発生しているが、物
的要因によるもののうち、特に腐食疲労等劣化等の
経年劣化によるものが増加している。
第 1-2-6 図
着火原因別火災事故発生件数
(1)危険物施設における流出事故発生件数と被害
(令和3年中)
令和3年中の危険物施設における危険物の流出事
故の発生件数(火災に至らなかったもの)は、422
件(対前年比 47 件増)
、
損害額は4億 7,673 万円(同
2億 4,787 万円増)
、死者は1人(同1人増)
、負傷
者は 28 人(同5人増)となっている(第 1-2-7 図)
。
また、危険物施設別の流出事故の発生件数をみる
と、一般取扱所が最も多く、次いで給油取扱所、屋
外タンク貯蔵所の順となっている(第 1-2-8 図)
。
一方、危険物施設における流出事故発生件数のう
ち、98.3%が石油製品を中心とする第4類の危険物
の流出となっている。これを品名別にみると、第2
(備考)1 「危険物に係る事故の概要」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合
がある。
石油類(軽油等)が最も多く、
次いで第1石油類(ガ
ソリン等)
、第3石油類(重油等)の順となってい
る(第 1-2-9 図)
。
(3)無許可施設における火災事故
危険物施設として許可を受けるべき施設であるに
もかかわらず、許可を受けていないもの(以下「無
*3 仮貯蔵・仮取扱い:危険物施設として許可を受けていない場所において、所轄消防長又は消防署長の承認を受け、10 日以内の期間に
限り、消防法で指定された数量以上の危険物を仮に貯蔵し、又は取り扱うことをいう。
73
災害の現況と課題
(4)危険物運搬中の火災事故
1-2-6 図)
。