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令和4年版 消防白書 (90 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf
出典情報 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》
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第 1-2-10 図

発生要因別流出事故発生件数
(令和3年中)

調査中 3件(0.7%)

危険物行政の現況

11

不明 11件(2.6%)

第第

悪戯 1件(0.2%)
風水害等 12件(2.8%)

操作確認
不十分
69件(16.4%)

設計不良 7件(1.7%)

故障
20件
(4.7%)

破損
30件
(7.1%)

物的要因
232件
(55.0%)

1.危険物規制
(1)危険物規制の体系

その他
の要因
27件
(6.4%)

流出事故
発生総数
422件
(100%)

人的要因
149件
(35.3%)

監視
不十分
27件(6.4%)
誤操作
19件
(4.5%)
操作未実施
19件(4.5%)

維持管理
不十分 15件
(3.6%)

腐食疲労等劣化
151件
(35.8%)

(備考)1 「危険物に係る事故の概要」により作成


2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合
がある。

消防法では、①火災発生の危険性が大きい、②火
災が発生した場合にその拡大の危険性が大きい、③
火災の際の消火が困難であるなどの性状を有する物
品を「危険物」として指定し、これらの危険物につ
いて、貯蔵・取扱い及び運搬において保安上の規制
を行うことにより、火災の防止や、国民の生命、身
体及び財産を火災から保護し、又は火災による被害
を軽減することとされている。
なお、危険物に関する規制の概要は、次のとおり
である。

(3)無許可施設における流出事故

・指定数量(消防法で指定された、貯蔵又は取扱い

令和3年中の無許可施設における流出事故の発生

を行う場合に許可が必要となる数量)以上の危険

件数は7件(対前年比5件増)であり、死者は0人

物は、危険物施設以外の場所で貯蔵し、又は取り

(前年同数)

負傷者は2人
(同2人増)
となっている。

扱ってはならず、危険物施設を設置しようとする
者は、その位置、構造及び設備を法令で定める基

(4)危険物運搬中の流出事故
令和3年中の危険物運搬中の流出事故の発生件数

準に適合させ、市町村長等の許可を受けなければ
ならない。

は6件(対前年比3件減)であり、死者は0人(前

・危険物の運搬については、
その量の多少を問わず、

年同数)
、負傷者は2人(同2人増)となっている。

法令で定める安全確保のための基準に従って行
わなければならない。

(5)仮貯蔵・仮取扱い中の流出事故
令和3年中の仮貯蔵・仮取扱い中の流出事故の発

・指定数量未満の危険物の貯蔵及び取扱いなどの基
準については、市町村条例で定める。

生件数は0件(前年同数)となっている。
(2)危険物施設の現況
ア 危険物施設数の状況
令和4年3月 31 日現在の危険物施設の総数(設
置許可施設数)は 38 万 8,576 施設となっている(第
1-2-1 表)

施設区分別の割合をみると、貯蔵所が 68.3%と
最も多く、次いで取扱所が 30.4%、製造所が 1.3
%となっている(第 1-2-11 図)


75

災害の現況と課題

施工不良
24件
(5.7%)

章章

交通事故 14件(3.3%)