令和4年版 消防白書 (96 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf |
出典情報 | 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》 |
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石油コンビナート災害対策
章章
3節
第第
第
災害の現況と課題
なっている(資料 1-3-1)
。
石油コンビナート災害の現
況と最近の動向
2.事故の特徴
1.事故件数と被害
(1)事故種別ごとの一般事故件数
令和3年中に石油コンビナート等特別防災区域
*1
事故種別ごとの一般事故件数は、火災 106 件(対
で
前年比8件増)
、爆発3件(前年同数)
、漏えい 179
発生した事故件数は 302 件で、地震以外の事故(以
件(同 24 件増)
、
その他5件(同6件減)である(資
下「一般事故」という。
)は 293 件、地震及び津波
料 1-3-2)
。
(以下「特別防災区域」という。
)の特定事業所
による事故(以下「地震事故」という。
)は9件で
(2)原因別の一般事故件数
あった。
一般事故の発生件数の推移をみると、平成元年以
原因別の一般事故件数は、人的要因によるものが
降、増加傾向にあり、令和3年中の事故は、過去2
101 件(対前年比2件増)
、物的要因が 174 件(同
番目に多い 293 件
(対前年比 26 件増)
を記録した
(第
33 件増)
、
その他の要因が 18 件(同9件減)である。
1-3-1 図)
。
その内訳として主な原因では、腐食疲労等劣化 96
令和3年中、一般事故で死傷者の発生した事故は
件(同 11 件増)
、
操作確認不十分 38 件(同8件増)
、
21 件(対前年比3件増)で、死傷者の内訳は、死
施工不良 32 件
(同8件増)
、
維持管理不十分 29 件
(同
者1人(前年同数)
、負傷者 37 人(同 12 人増)と
1件増)となっている(第 1-3-2 図)
。
第 1-3-1 図
石油コンビナート事故発生件数の推移
(各年中)
*1
特定事業所:第1種事業所(石油の貯蔵・取扱量が1万キロリットル以上又は高圧ガスの処理量が 200 万立方メートル以上等である
事業所)及び第2種事業所(石油の貯蔵・取扱量が1千キロリットル以上又は高圧ガスの処理量が 20 万立方メートル以上等である事
業所)をいう。
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