よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


別添 新型コロナウイルス感染症対応について (108 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

各論

第3章

医療提供体制

図 10 病床数・病床使用率の推移(東京都)2020 年9月~2021 年3月 再掲

(医療提供体制のひっ迫に伴う更なる病床の確保)
新規陽性者数が 2020 年 10 月末以降増加傾向となり、11 月以降その傾向が強まっ
ていった。12 月には首都圏を中心に新規陽性者数は過去最多の状況が継続し、医療提
供体制がひっ迫している地域が見受けられるなどしたため、同月 25 日に厚生労働省
において、
「感染拡大に伴う入院患者増加に対応するための医療提供体制パッケージ」
が取りまとめられ、入院受入医療機関への緊急支援や治療後に回復した患者を受け入
れる後方支援医療機関の支援などにより、更なる病床の確保に向けた取組が進められ
た。
とりわけ、新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れた病院では、新型コロナウ
イルス感染症の治癒後も、その患者の体力の低下等により当該病院に入院を続けざる
を得ず、結果として、当該病院の新型コロナウイルス感染者の受入能力が低下する事
態が生じていた。このため、新型コロナウイルス感染症から回復した患者を受け入れ
る後方支援病院を整備するとともに、新型コロナウイルス感染者を受け入れる病院へ
の看護師の派遣への支援を強化した。また、通常医療との両立も課題となっていたこ
とから、地域における医療機関間の役割分担と連携を推進し、面として効率的な医療
提供体制を構築することを目指した。

107 |