別添 新型コロナウイルス感染症対応について (142 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》 |
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第4章
保健所等の地域保健の体制
第1節
サーベイランス体制
ース)を利用して、お互いに分からないようプライバシーを確保した上で、新型コロ
ナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について通知を受けることができる仕
組みである。これにより、利用者は、検査の受診など保健所の支援を早期に受けるこ
とができ、そうした利用者が増えることによって感染拡大の防止につながることが期
待された 224。
(HER-SYS の都道府県等や医療機関での利用の促進)
7月 20 日時点での HER-SYS の利用状況は、全保健所設置自治体(155 か所)の
79%、HER-SYS に登録し、データを入力する帰国者・接触者外来等は約 900 機関(シ
ステムの利用者 ID 付与数)となっていた。
こうした状況を受け、HER-SYS の運用上の課題やデータ活用のあり方等を議論す
るため、同月 21 日、アドバイザリーボードの下に感染者情報活用 WG 225が設置され
た 226。
都道府県等での利用を促進するため、厚生労働省は、その要望を踏まえたシステム
改修や運用改善を進めていたが、一部都道府県等で導入されていた独自システムから
の移行や個人情報保護条例との関係等から対応に時間を要し、全都道府県等での導入
は9月 10 日となった。
また、医療機関での利用促進については、8月 24 日、厚生労働省は、担当者向け
マニュアルやQAを発出するとともに、利用実態を把握するためのアンケートを実施
し、同月 28 日には、都道府県等に対して、医療機関への利用の働きかけを依頼した。
アンケート調査の結果、医療機関から、
「入力項目の多さ」や「タブの複雑さ」等の
指摘があった。
このため、まずは、感染症法に基づく義務である医師の発生届の情報と「現在のス
テータス」を確実・正確に入力してもらうことを最優先に対応することとし、その旨
の事務連絡を9月9日に発出した。これにより、百数十項目ある中の 40 項目を優先
的に入力すればよいこととなった。
COCOA のダウンロード数(累計)は、2020 年 6 月末 481 万件、7 月末 996 万件、8 月末 1,567
万件。その後、2020 年 12 月末 2,245 万件、2021 年 12 月末 3,190 万件、2022 年5月末 3,676 万
件。陽性登録は件数(累計)は、2020 年 12 月末 5,566 件、2021 年 12 月末 40,638 件、2022 年 2
月末 524,861 件、3 月末 756,572 件、4月末 986,824 件、5月末 1,145,922 件
225
略称リスト参照
226
これに先立つ7月 17 日、厚生労働省は、7月末までに、帰国者・接触者外来等の医療機関
(帰国者・接触者外来等、地域外来・検査センター、入院先医療機関)や宿泊療養施設等への
ID 付与手続きを行うよう都道府県等に依頼した。
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