別添 新型コロナウイルス感染症対応について (266 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》 |
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第6章
物資対策
となった。
(医療機関及び検査機関に対する医療機器、個人防護具及び検査機器の支援)
新型コロナウイルス感染症患者等の入院医療を提供する医療機関において医療資
器材の不足が生じないようにするため、また帰国者・接触者外来等の体制を整備し、
国民の不安を軽減しまん延をできる限り防止するため、さらに地方衛生研究所・民間
検査機関における検査体制の整備のため、緊急包括支援交付金によって、補助率
10/10 での医療機器、PPE、パーテーション、検査機器等の補助を行うこととした 467
(2020.6.16 要綱改正、2020.4.1 より遡って実施)。
(サプライチェーン強靭化のための対策)
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、我が国のサプライチェーンの脆弱性が顕
在化したことから、生産拠点の集中度が高い製品・部素材、又は国民が健康な生活を
営む上で重要な製品・部素材に関し、国内の生産拠点等の整備を進めることにより、
製品・部素材の円滑な供給を確保するなど、サプライチェーンの強靭化を図ることが
必要となった。そのため、経済産業省は「サプライチェーン対策のための国内投資促
進事業費補助金 468」の公募(1 次公募)を 5 月から 7 月にかけて行った。全体で 203
件の事業を採択し、そのうち、国民が健康な生活を営む上で重要な製品・部素材 469の
生産拠点等の整備事業に関しては 130 件を採択した。
(医療機器の供給体制・人材派遣対応)
重症者に対応する医療提供体制を確保するため、厚生労働省は、人工呼吸器や
ECMO などの高度な医療機器を正しく扱える知識を持った医療従事者の養成事業 470
を開始した(2020.4.26)。また、今後の感染拡大の局面も見据え、特に人工呼吸器消
耗品や ECMO 用カニューレ、パルスオキシメータについて、厚生労働省は医療機器
産業関係団体に対し、今後の需給見込み 471を踏まえた在庫確保を依頼した(2020.7.7)。
(ワクチン接種に向けた関連物資の確保)
2020 年 6 月、厚生労働省は日本医療機器テクノロジー協会及び個社に対し、新型
コロナウイルスワクチン接種が行われる際に、シリンジ・注射針を安定供給できるよ
467
468
令和2(2020)年度第1次補正以降、緊急包括支援交付金(医療分)6.0 兆円の一部で実施。
令和2(2020)年度予算額(第1次補正 2,200 億円、予備費 860 億円、第3次補正 2,108 億円)5,168 億円の
一部で実施。
469
ワクチン用注射針・シリンジ、医療用ゴム手袋、メルトブロー不織布用生産ノズル、ドライアイス、医薬品
低温物流関連物資(温度ロガー、保冷容器、保冷剤、冷蔵・冷凍庫)
、医薬品低温物流
470
令和2(2020)年度第1次補正 緊急包括支援交付金(医療分)のうち ECMO チーム等養成研修事業(3.0
億円)等で実施。
471
次の感染拡大時において療養者数がピークとなるときを想定した必要な量の確保。6月 15 日付け専門家会議
資料での患者推計及びこれまでの受注数を基に計算するよう依頼。
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