各論

第６章

物資対策

耗品等の備蓄を依頼した。
（サプライチェーン強靭化のための対策）
経済産業省は「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金 484」の公
募（2 次公募）を 2021 年 3 月から同年 5 月にかけて行った。全体で 151 件の事業を
採択し、そのうち、国民が健康な生活を営む上で重要な製品・部素材の生産拠点等の
整備事業に関しては 21 件を採択した。
（医療機関等に対する PPE の配布継続）
引き続き、医療機関等に対する PPE の配布を行った。サージカルマスクや N95 等
マスクなど５物資に対して、緊急配布（プル型）を行った。また、５物資のうち N95
等マスク及び非滅菌手袋に対しては、通常配布（プッシュ型）も併せて行った。
（次の局面に向けた課題）
○ 酸素濃縮装置等の医療機器の確保の取組
○ 自宅療養者が大量に出現する事態も想定した備えの推進

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３回目の緊急事態宣言（アルファ株～デルタ株）（2021.3 月中旬～9 月下旬）

アウトライン
変異株による感染者の急速な増大に対し、都市部を中心に、新型コロナウイルス感
染症以外の患者も含め受入先医療機関が見つからず救急車で待機させられるケース
や、宿泊・自宅療養中に症状が悪化し酸素投与が必要にもかかわらず入院できないケ
ースが生じたことから、臨時の医療施設、宿泊療養施設等において患者に酸素供給を
行うための「酸素ステーション」の配備を進め、それに伴い、酸素濃縮装置の増産要
請、確保、無償貸付を行った。
パルスオキシメータについても、自宅療養者の増加に伴い、健康観察を適切に行う
観点から、引き続き確保が必要であり、安定供給（自治体による発注への優先対応及
び増産）を依頼した。
また、人工呼吸器について、医療機関に対して無償譲渡を行い、PPE の配布（通常
配布及び緊急配布）を継続した。

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令和２（2020）年度予算額（第１次補正 2,200 億円、予備費 860 億円、第３次補正 2,108 億円）5,168 億円の

一部で実施。

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