別添 新型コロナウイルス感染症対応について (235 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
第5章
ワクチン
図 56 1日当たり接種回数(一般接種・医療従事者等)2021 年2月~6月
(武田/モデルナ社とアストラゼネカ社のワクチンの特例承認等)
厚生労働省は、5月 21 日に、アストラゼネカ社から2月5日付け、武田薬品工業
株式会社から3月5日付けでそれぞれ承認申請がされていた2つのワクチンについ
て、特例承認した。また、5月 21 日に、厚生労働大臣通知を改正し、武田/モデル
ナ社のワクチンについて、予防接種法の対象ワクチンとしたことを周知した 382。
(大規模接種と職域接種を中心とした武田/モデルナ社のワクチンの接種体制)
5月 24 日に、厚生労働省は、承認された武田/モデルナ社のワクチンについて、
その供給に当たっては、管理・輸送方法等がファイザー社のワクチンと異なることか
ら、既存の接種体制への影響を最小限にし、円滑に接種を進めるため、大規模接種会
場における接種及び職域における接種を軸に接種体制の構築を検討していること、大
規模接種会場を設置する場合の具体的な手続等について、都道府県に対して連絡した。
6月1日に、政府は、ワクチン接種に関する地域の負担を軽減し、接種の加速化を
図っていくため、同月 21 日から、後から承認を受けた武田/モデルナ社のワクチン
を使用し、企業や大学等において、職域(学校等を含む)単位でワクチンの接種を開
始することを可能としたことを公表した 383。同月3日には、総理は日本経済団体連合
アストラゼネカ社のワクチンについては、実使用を進めていた諸外国において、血小板減少
を伴う血栓症が発生し、若年層への接種推奨を停止し、それらの接種対象者には、別のワクチン
の使用を勧めているといった状況にあることを踏まえ、厚生労働省から、厚生科学審議会予防接
種・ワクチン分科会に対し、諸外国における若年層への接種推奨の状況などを注視しながら、我
が国における使用のあり方について引き続き検討する案を提示し、了承された(2021.5.21)
。
383
接種体制については、自治体による接種に影響を与えないよう、産業医や企業内診療所を活
382
234 |