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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (168 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第4章

保健所等の地域保健の体制

第2節

検査

く検査することが可能であることから、積極的な検査を実施すること
・ 特に高齢者施設等の入所者は、重症化リスクが高いことから、感染者が多数発生
している地域やクラスターが発生している地域では、その期間、高齢者施設等に勤
務する者や入所者全員を対象に、いわば一斉・定期的な検査 281を実施すること
を要請した。
また、季節性インフルエンザに加え、新型コロナウイルスの検査についても、地域
の医療機関で簡易・迅速に行うことができるよう、
「今後の取組」においては、抗原定
性検査キットによる検査を1日平均 20 万件程度まで大幅に拡充する方針が示された。
さらに、季節インフルエンザの流行期が到来し、発熱患者等が大幅に増えて検査や
医療の需要が急増することが見込まれるため、9月4日、厚生労働省は、都道府県に
対して、帰国者・接触者相談センターを介することなく、身近な医療機関等で相談・
診察・検査可能な体制を整備すること、このため、既存の帰国者・接触者外来を含め、
発熱患者等の診察・検査を行うための「診療・検査医療機関」の指定を進めること等
の方針を示した。
1日当たりの PCR 検査能力は、6月1日の 26,418 件から、9月1日には 57,736
件となった 282。

必ずしも検査の頻度などを決めた機械的な実施を求めるものではなく、高齢者施設等の従事
者や入所者全員を対象に、感染者が多数発生又はクラスターが発生している間、都道府県等が必
要と判断したタイミングや頻度で、一回に限らず検査を行うことが念頭に置かれていた。
282
6月1日 26,418 件:国立感染症研究所 800 件、検疫所 2,300 件、地方衛生研究所・保健所
6,827 件、民間検査会社 12,518 件、大学等・医療機関 3,973 件、9月1日 57,736 件(検疫所分
(2020 年7月下旬以降、抗原定量検査となった)を除いた数字)
:国立感染症研究所 800 件、地
方衛生研究所・保健所 10,533 件、民間検査会社 27,898 件、大学等・医療機関 18,505 件
281

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