よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


別添 新型コロナウイルス感染症対応について (161 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

各論

第4章

保健所等の地域保健の体制

第2節

検査

・ 検体搬送時の包装の簡素化 273(4月 14 日)
・ 行政検査を集中的に実施する「地域外来・検査センター」について地域の医師会
等への委託の容認(同月 15 日)
・ いわゆるドライブスルー方式による外来診療など帰国者・接触者外来強化のため
の取組(同日)
・ スワブの無償配布(同月 25 日)
・ 歯科医師による検体採取の容認 274(同月 27 日)
・ 国立感染症研究所における検査可能検体数を 800 程度に増加(同月下旬)
・ 緊急包括支援交付金 275による地方衛生研究所や民間検査機関等における検査機
器の導入支援(同月 30 日)
・ 「相談・受診の目安」の見直し(「37.5 度以上」の記述を削除)(5月8日)
等の対応を進めた。
これらにより、1日当たりの PCR 検査能力は、4月1日の 9,982 件から5月 15 日
に2万件を突破した。

検体の搬送については、貨物自動車運送事業者も利用しつつ行われていたところ、輸送時の
包装については、3重に包装し、それをジュラルミンケースに入れて4重に包装することとされ
ていた。厚生労働省と関係事業者との協議の結果、4月 14 日からは、ジュラルミンケースによ
る包装が不要とされた。
274
感染者の増加に伴い PCR 検査の件数が増加する中、検体採取を行う医療人材が不足している
との指摘があり、医師、看護職員又は臨床検査技師による検体採取に加え、歯科医師による検体
採取について、必要性と緊急性等に鑑みて、医師法(昭和 23 年法律第 201 号)第 17 条との関係
では違法性が阻却され得ると考えられる場合を提示した。
275
緊急包括支援交付金については、
「第3章 医療提供体制」を参照。交付金の事業メニューと
して、地方衛生研究所や民間検査機関等における PCR 検査機器等の整備(感染症検査機関等設
備整備事業)が盛り込まれた。令和2(2020)年度補正予算には、新型コロナウイルス感染症緊
急包括支援交付金に 1,490 億円、検査体制の確保に 49 億円を計上。
273

160 |