別添 新型コロナウイルス感染症対応について (174 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》 |
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第4章
保健所等の地域保健の体制
第2節
検査
ら、日常生活や経済社会活動を継続できるよう行動制限の緩和の取組を進めていく方
針が示され、都道府県における検査の無料化に向けた支援を行うこととされた。
(3月までの高齢者施設等での集中的検査の実施状況)
高齢者施設等での集中的検査について、2021 年3月までに、2月8日時点で緊急
事態措置区域であった 10 都府県及びその管内の 37 市 23 特別区において計 39 の計
画が策定された。これに基づき、2月及び3月、計画対象施設 29,145 施設のうち
15,684 施設(延べ 22,935 施設)において検査が実施された。また、これらの都府県
以外においても、5,830 施設(延べ 7,327 施設)において検査が実施された。
検査の頻度については、39 計画中、1週間に1回が1、2週間に1回が8、1月に
1回が1、その他が 29 であった。
実施都道府県等からは、無症状の陽性者を早期に探知でき、クラスターの未然防止
につながったと考えられる事例や、感染拡大を最小限にとどめることができたと考え
られる事例があったとの意見があった。
(次の感染拡大に備えた新たな検査体制整備計画の策定)
次の感染拡大に備え、4月1日、厚生労働省は、都道府県等に対して、
・ 過去最大規模の新規感染者数が生じた場合でも十分に検査を実施できるようにす
るとともに、高齢者施設の従事者等に対しても積極的な検査を行えるような検査体
制整備を行う(通常最大時)
・ 過去に経験したことのない感染状況の悪化に備え、緊急的に検査体制を拡充する
必要がある場合を各都道府県において具体的に想定し、その場合の検査体制整備を
行う(緊急最大時)
ため、新たな検査体制整備計画を策定するよう求めた。
5月 14 日時点で、全ての都道府県で検査体制整備計画が策定され、
・ 通常最大時に、1日 28.8 万件程度の検査需要、1日 48.1 万件程度の検体採取能
力、1日 61.1 万件程度の検査(分析)能力 291
・ 緊急最大時に、1日 44.2 万件程度の検査需要、1日 65.1 万件程度の検体採取能
力、1日 77.2 万件程度の検査(分析)能力 292
このうち PCR 検査 36.1 万件、抗原定量検査 5.5 万件、抗原定性検査キット 19.4 万件。各都
道府県の検査能力は、各都道府県が、今後の感染拡大に備えて、検査需要を見込み、これに対応
できるだけの検体採取能力や PCR 検査(分析)能力として見込んだ数字であり、国が各検査機
関から直接集計している数字とは異なる。
292
このうち PCR 検査 44.8 万件、抗原定量検査 7.6 万件、抗原定性検査キット 24.7 万件。各都
道府県の検査能力は、各都道府県が、今後の感染拡大に備えて、検査需要を見込み、これに対応
できるだけの検体採取能力や PCR 検査(分析)能力として見込んだ数字であり、国が各検査機
関から直接集計している数字とは異なる。
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