別添 新型コロナウイルス感染症対応について (261 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》 |
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第6章
物資対策
- N95 マスク・非接触体温計・パルスオキシメータ生産設備の導入支援
加えて、新型コロナウイルス対応が長期化する中、多数の患者に対応するために必
要な物資として、N95 マスク等も国内における供給量を拡大する必要があった。その
ため、経済産業省は N95 マスク等の生産ラインの増強、新規生産ラインの設置や生
産設備の導入等を行う事業者を補助する事業として、「2020 年度 N95 マスク・非接
触体温計・パルスオキシメータ生産設備導入支援事業 442」を実施した。6 月 26 日~
7 月 15 日(第1回公募)及び 8 月 31 日~9 月 23 日(第2回公募)で計 2 回の公募
を行い、6件 443を採択した。
- 医療用マスクの優先的な配布等
需要への働きかけとしては、厚生労働省が、それまでのスキーム(厚生労働省がメ
ーカー及び卸売販売業者に、都道府県等に対する優先供給を要請する仕組み)から、
3 月 13 日に医療用マスクの優先的な配布スキーム(都道府県を通じ、または直接に
医療機関に対して、厚生労働省が医療用マスクを買い上げてプッシュ型で配布する仕
組み。厚生労働省は都道府県等の備蓄状況及び人口を勘案して都道府県等ごとの配布
量を決定、都道府県等は地域の実状や医療機関のニーズに応じた量を把握し、効率的
に医療機関等に配布)に切り替えて実施した。
また、使い捨てとされるN95 等マスク、サージカルマスク、アイソレーションガウ
ン等について、厚生労働省から都道府県等に対して、使用機会の優先順位付けを行う
こと、消毒の上再利用すること、スペックが類似する工業用製品を代替品として活用
すること等を医療機関等に対し周知することを依頼し、効率的な使用を促した(N95
等マスク:2020.4.10 その他:2020.4.14)
。また、厚生労働省は、医療現場における
手袋(滅菌・非滅菌)について、適切な使用を促すとともに、不足したときの代替品
の例等を通知した(2020.5.29)。
その他、マスク、防護服及びアイソレーションガウンについては厚生労働省等の依
頼を受け、刑事施設及び航空会社等で製作が行われた 444。
- プル型支援の開始
442
443
感染症対策関連物資生産設備補助事業(令和2(2020)年度 2 次補正:22.1 億円)の一部で実施。
興研株式会社、サンエムパッケージ株式会社、5社コンソーシアム(日本精密測器株式会社、株式会社若木
製作所、株式会社オガワ製作所、株式会社一倉製作所、株式会社キョウデン)
、2社コンソーシアム(株式会社
エクオス、アドバンスドメディカル株式会社)
、2社コンソーシアム(盛岡セイコー工業株式会社、アドバンス
ドメディカル株式会社)及びフクダ電子株式会社の6件
444
マスク及び防護服については法務省所管の刑事施設においても製作が行われ、アイソレーションガウンにつ
いては、厚生労働省及び経済産業省の依頼(2020.4.10)を受け、法務省所管の刑事施設において製作が行われた
ほか、厚生労働省からの発注を受け合同会社ヴァレイ及び同社からの委託を受けた ANA グループでも製作が行
われた(2020.5.18 以降)
。
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