別添 新型コロナウイルス感染症対応について (299 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》 |
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第7章
水際
その後、国内でオミクロン株が感染拡大してきた中、保健所が濃厚接触候補者にヒ
アリングを行い、
「濃厚接触者」として認定するという事務負担を軽減するため、前後
2列を含む計 5 列の座席に座っていた者と検査陽性者の家族・同行者を濃厚接触者と
した(2022.1.14)。
(入国者総数管理の目安の引き下げ)
入国者総数管理の目安を、1日当たり約 5,000 人から約 3,500 人に引き下げた
(2021.12.1)。
1 日 3,500 人を目途に入国者総数を抑制する方針を受け、国土交通省が航空会社に
対して、12 月中に日本に到着する航空便について、新規予約の受付を停止するよう要
請した。
この要請は、緊急避難的対応として、予防的観点から講じたものであったが、一部
関係者に混乱を招いたことを踏まえ、日本人の帰国需要について十分配慮する観点か
ら、新規予約の一律受付停止の要請をとりやめる旨を、国土交通省が航空会社に改め
て通知した(2021.12.2)。
これ以降、国土交通省は、比較的需要に余裕がある週や曜日を中心に、予約状況や
需要動向にきめ細かく対応するために、航空会社と調整を行った。
(自宅等待機期間の短縮等)
当面、12 月末までとした厳格な水際措置について、市中感染が急速に拡大するとい
う最悪の事態が生じる可能性に備えるため、当分の間延長する中、2022 年 1 月に入
り、厚生労働省は、蓄積されたオミクロン株に対する知見に基づき、国内の濃厚接触
者の待機期間を短縮するとともに、入国者の自宅等待機期間を短縮した。具体的には、
全ての国・地域からの帰国者・入国者に求めている自宅又は検疫宿泊施設での待機、
待機期間中の健康居所フォローアップ、公共交通機関不使用を求める期間を、オミク
ロン株が支配的になっている国・地域 521(当時は全ての国・地域)からの帰国者・入
国者について、14 日間から 10 日間に(2022.1.15)、その後 10 日間から 7 日間に
(2022.1.29)それぞれ変更した。
(在日米軍のコロナ感染事案)
2021 年 12 月以降、全国の在日米軍施設・区域内及びその周辺自治体において多数
自宅等待機の短縮等はオミクロン株の性質に着目した措置であったことから、オミクロン株
が支配的になっている国・地域からの入国者に限定したものであった。そうしたことから、オミ
クロン株以外の変異株が支配的となっていることが確認されている国・地域を別途指定し、当該
国・地域については、自宅等待機等の期間を 14 日間とすることとされた。
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