別添 新型コロナウイルス感染症対応について (162 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》 |
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第4章
保健所等の地域保健の体制
第2節
検査
図 35 1日当たり PCR 検査実施件数 2020 年3月~5月
(検査対応をめぐる専門家の評価)
検査対応について、4月 22 日の専門家会議では、感染拡大に伴う検査ニーズの高
まりに対し、帰国者・接触者相談センターの人手が絶対的に不足している、帰国者・
接触者外来の体制が十分に確保されていない、検体採取を行う人員等が不足している
といった指摘がなされた。
また、5月4日の専門家会議では、
・ 日本の 10 万人当たり検査数は、他国と比較して明らかに少ない状況にあるもの
の、検査陽性率は、主要各国(イタリア、シンガポール、米国、スペイン、フラン
ス、イギリス)よりも十分低くなっており、各国と比較して、潜在的な感染者をよ
り捕捉できていないというわけではない、
・ 新型コロナウイルス感染症による人口 10 万人当たりの死亡者数は、日本は欧米
の 10 分の1になっている
等の評価が行われた上で、検査体制について
・ 検体採取、検体輸送、検査実施それぞれの能力拡充の準備がされつつあり、保健
所を介さないと検査ができない状況は解消されるつつあるものの、
・ 軽症者を含む感染の疑いのある者に対する検査の拡充が喫緊の課題であり、医師
が必要と考える軽症者を含む疑い患者に対して迅速かつ確実に検査を実施できる
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