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別添 新型コロナウイルス感染症対応について (284 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》
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各論

第7章

水際

管官庁に通知がなされた(2021.3.18)。
(入国後の健康居所フォローアップ体制の強化)
入国者が 14 日間の自宅等待機期間中に不要不急の外出を行う事例などが問題とな
り、入国後の健康居所フォローアップ体制の強化が急務となった。
入国者に対して以下の措置を入国者の誓約事項に追加し、運用した(2021.1.14)。
入国時の誓約書に違反した場合には、
① 検疫法上の停留の対象にし得ること。
② 氏名、国籍や感染拡大の防止に資する情報が公表され得ること。
③ 入管法の規定に基づく在留資格取消手続及び退去強制手続等の対象となり得るこ
と。
2 回目の緊急事態宣言が終了されたが、入国後の健康居所フォローアップの実効性
を図るため、以下の防疫強化措置を順次実施した(2021.3.5)

① 全入国者に対し、引き続き、出国前 72 時間以内の検査証明の提出を求め、入国時
検査を実施。新たに検査証明不保持者は搭乗を拒否するよう航空会社に要請。
② 空港内制限エリアにおいて、ビデオ通話及び位置確認アプリ(現在は入国者健康
居所確認アプリ(My SOS)) 508のインストールと誓約書に記載された連絡先の真
正性を確認。スマートフォン不所持者へは空港到着時にレンタルするように要請。
③ 公共交通機関の不使用を確認するため、誓約書に使用する交通手段(自家用車等)
を明記。
④ 全ての入国者に対する国の「入国者健康確認センター 509」による健康居所フォロ

③ 入国の目的が、入国しなければ達成できないものであること
また、事業所管省庁が事業者・関係団体からの防疫措置を確約する誓約書を提出させ、事業
者・関係団体に実効性のある防疫措置を徹底させることとした。
508
当初は、ビデオ通話を行うために使用していたアプリ(Skype)を活用していたが、自動的に
ログアウトしてしまいビデオ通話ができないといった不具合が生じた。こうした問題が生じない
仕様のアプリとして、入国者健康居所確認アプリ(My SOS)を 2021 年 5 月 12 日に導入した。
その後、7 月 15 日には、入国者の利便性の向上や空港でのインストール業務の効率化等のた
め、それぞれ別々のアプリ等で対応を求めていた健康状態報告、位置情報報告、ビデオ通話の機
能を My SOS に一本化した。
入国者健康居所確認アプリ(My SOS)には、以下のような機能がある。
① 待機期間中に入国者が健康状態を報告。
② 待機期間中に入国者が現在の位置を報告。
③ 待機期間中に入国者が厚生労働省入国者健康確認センターとビデオ通話を行う。
509
現行の検疫法及び感染症法では、(新型コロナウイルス感染症を含む)新型インフルエンザ等
感染症については、検疫所長からの通知を受けて、都道府県知事が当該者への健康状態の報告徴
収及び質問等を行うことができるとされている。新型コロナウイルス感染症については、都道府
県の事務負担の軽減等のため、厚生労働省の「入国者健康確認センター」が実施している入国後
の健康居所フォローアップにおいて、入国者に対して健康状態等の報告を求めることとした。
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