各論

補遺

東京 2020 オリンピック・パラリンピック大会に係る取組

補遺 東京 2020 オリンピック・パラリンピック大会に係る取組
３

最初の緊急事態宣言（2020.3 月中旬～5 月下旬）

アウトライン
新型コロナウイルス感染症の国際的な広がりを受けて、アスリート及び観客の安
心・安全を確保することが最も重要であるという観点から、東京 2020 大会は１年延
期となった。
（大会の延期）
新型コロナウイルス感染症の国際的な広がりを受け、総理と IOC 会長が電話会談を
行い、アスリート及び観客の安心・安全を確保することが最も重要であるという観点
から延期とせざるを得ない旨一致し、大会の実施に向けて、IOC と組織委員会、東京
都、政府を始め、内外の関係機関が一体となり、遅くとも 2021 年夏までの実施に向
けて、具体的に検討していくことで合意した(2020.3.24)。
IOC、IPC、組織委員会、東京都等の関係者間の協議を経て、大会の新たな開催日程
として、オリンピック競技大会は 2021 年７月 23 日から８月８日まで、パラリンピ
ック競技大会は同年８月 24 日から９月５日まで開催されることが公表された
(2020.3.30)。
（次の局面に向けた課題）
〇 大会の延期決定後、大会における新型コロナウイルス感染症対策が開催に当た
っての最大の課題

５

2020 年秋冬の感染拡大と２回目の緊急事態宣言（2020.9 月下旬～2021.3 月中旬）

アウトライン
大会の延期決定後、大会における新型コロナウイルス感染症対策は、開催に当たっ
ての最大の課題となったことから、コロナ対策調整会議が設置され、同会議で取りま
とめた「中間整理」を基に、大会参加者が遵守すべき新型コロナウイルス感染症対策
の行動ルールを示した「プレイブック」が作成された。
（コロナ対策調整会議の設置）
大会に向けて、出入国管理、検査・医療体制、会場運営等の幅広い課題を総合的に
304 |