別添 新型コロナウイルス感染症対応について (55 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/coronavirus_yushiki/index.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(第5回 6/15)《内閣官房》 |
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第2章
特措法運用
動に関わる大規模イベントを開催したいという要望等があり、コロナ分科会において、
地域の感染状況がステージⅠ又はステージⅡ相当と判断されれば、5,000 人という人
数上限を解除すること等の、イベント開催制限緩和に関する「イベント開催制限緩和
についての分科会から政府への提言」が示された(2020.9.11)。
同提言や、シミュレーション 73等で得られた知見(適切な換気の下、マスクをして
声を出さなければ、観客同士の感染リスクは低い等)も踏まえ、9月 19 日以降のイ
ベント開催については、これまでの「屋内」/「屋外」の区分から、「大声での歓声、
声援等がないことを前提としうるもの」/「大声での歓声、声援等が想定されるもの」
の区分によりイベントの開催制限を実施することとした。これを踏まえ、「大声での
歓声、声援等がないことを前提としうるもの」は収容率要件 100%以内に緩和するこ
ととし、内閣官房より都道府県及び関係省庁に通知した(2020.9.11) 74。
また、感染予防を徹底しながら慎重に経済活動を再開していくという方針の下、観
光需要の低迷や、外出の自粛等の影響により、大きな影響を受けている観光・運輸業
を対象に、「Go To トラベル事業 75」を開始した(東京都を除く 76。)(2020.7.22)。
(新型コロナウイルス感染症感染者等に対する偏見、差別問題への対応)
新型コロナウイルス感染症流行の初期には、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客・
乗員、医療・介護従事者やその家族等に対する差別的な言動(誹謗中傷、暴言、嫌が
らせ、出勤拒否、来店拒否、事実と異なる情報の SNS 上での拡散等)が発生した。そ
の後も、感染者の存在やクラスター発生を公表した学校、事業所等の関係者への差別
的な言動の事例や、感染症の流行が拡大している地域の住民等への差別的な言動の事
例等が散見された。こうした状況の中で、コロナ分科会の下に「偏見・差別とプライ
バシーに関するワーキンググループ」が設置され(2020.8.20)
、偏見・差別や誹謗中
傷に係る取組や課題に関するヒアリングや国民向けの啓発のあり方等について議論
が行われた。その後、同ワーキンググループにおいて、偏見・差別等の実態、論点、
関係者が今後更なる取組を進めるに当たってのポイントと提言がとりまとめられた
(2020.11.6)。
必要。
73
コロナ室の事業における有識者によるシミュレーション結果。
74
ただし、収容人数 10,000 人超の場合は、収容人数の 50%までを可。
「大声での歓声、声援等
が想定されるもの」は、人数上限 5,000 人かつ収容率 50%以下を満たす必要。
75
なお、Go To イート事業、Go To イベント事業、Go To 商店街事業も Go To トラベル事業
開始後に追って実施。また、
「今後の感染の状況を踏まえた対応についての分科会から政府への
提言」(2020.12.11)等で Go To トラベル事業の一時停止を提言されたこと等を踏まえ、全国に
おいて、12 月 28 日から 1 月 11 日までの間、一時停止することとした(2020.12.14)
。以後、一
時停止措置を継続。
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東京都での感染拡大を踏まえ、東京都を目的とする旅行と東京都に在住している方の旅行につ
いて、当面の間、本事業の対象外とすることを決定(2020.7.17)
。
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