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資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (116 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》
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<アレルギー分野>
基本指針及び 10 か年戦略に基づき、アレルギー疾患の最新のエビデンスに基づく診療
ガイドラインの策定、医療連携体制の整備に資する研究、疫学研究等を推進する。
<リウマチ分野>
「リウマチ等対策委員会報告書」に基づき、リウマチ疾患分野の最新のエビデンスに
基づく診療ガイドラインの策定、アンメットニーズの把握と解決に向けた研究、NDB(レ
セプト情報・特定健診等情報データベース)を用いた疫学研究等を推進する。

(4)期待されるアウトプット
・医療連携体制の評価・構築に関する研究によって、各都道府県の医療連携体制を評価
するシステムを構築し、各地域で PDCA サイクルを回す体制の整備を行う。
・最新のエビデンスに基づいた免疫アレルギー疾患の診療・治療ガイドライン等の作成
・普及によって、適正・効率的な医療の均てん化を図る。
・疫学研究を推進し、関節リウマチ並びにアレルギー疾患等の有病率等を永続的に把握
する体制の確立を構築する。
・医療従事者への e-ラーニング資材開発や学校・保育所等における生活管理指導表の運
用・管理体制の向上に関する研究を行い、エビデンスに基づく効率的な医療・管理体
制を普及させる。

(5)期待されるアウトカム
・アレルギー疾患対策基本法に基づいたアレルギー疾患の医療連携体制が整備され、す
べての地域で標準的な医療が受けられる社会が構築される。
・層別化及び予防的・先制的医療の実現による有病率の低下や疾患活動性のコントロー
ルによる QOL の改善等、免疫アレルギー疾患の効率的な管理・治療が可能となる。
・疫学調査等により客観的指標を明確にし、各地域で確実な PDCA サイクルを回すことに
よって、免疫アレルギー疾患の診療連携や医療の質が向上する。
・エビデンスに基づく e-ラーニング資材の普及や生活管理指導表の効率的な作成ツール
開発等を通じて、すべての地域で標準的なアレルギー疾患医療が受けられる体制が構
築される。

(6)国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究との関係性について
AMED が実施する免疫アレルギー疾患実用化研究事業は、革新的な免疫アレルギー疾
患治療薬の開発やデータ基盤の構築、実用化に向けた病因・病態解明、適応外薬を含
む治療薬の実用化に向けた研究等を目的としている。一方、厚生労働科学研究で実施
する免疫アレルギー疾患政策研究事業は、こうした研究開発の成果を国民に還元する
ための免疫アレルギー疾患に関する情報提供の方策に関する研究や免疫アレルギー疾
患医療提供体制のあり方に関する研究等を実施し、研究成果を施策に反映することを
目的としている。

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