資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (206 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
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地域医療基盤開発推進研究事業
研究事業の概要
(1)背景
少子高齢化等時代が変化する中、豊かで安心できる国民生活を実現するための医療政策
を推進するために、地域の実情に応じた医療提供体制の構築、医療人材の育成・確保、医
療安全の推進、医療の質の確保等の課題の解決が求められている。
令和6年度以降、医師の時間外労働規制開始、第8次医療計画開始など、医療提供体制
の大きな変化に対応するための研究が必要である。
また、2040 年に向けて高齢者の増加や生産年齢人口の減少に伴い、人材確保がさらに困
難となることが想定される中、増大し、多様化する医療ニーズに対応するために、医師・
病院薬剤師・看護職員等の確保を推進していくことが重要である。医療関係職種のタスク
・シフト/シェアや、医療分野の生産性の向上が求められており、業務のさらなる整理・効
率化は喫緊の課題である。今般の新型コロナウイルス感染症流行は、ICT を活用した教育
や研修を一層加速させ、人材育成の有り様も大きく変化させた。そのため、実情を踏まえ
た今後の人材育成に向け、研修の実態及び課題等を明らかにすることが求められている。
さらに、将来に向けて質の高い医療提供体制の構築に資する研究を推進することが求め
られている。
(2)事業目標
少子高齢化の進展や医療ニーズの多様化・高度化により、医療を取り巻く環境が大きく
変化する中、豊かで安心できる国民生活を実現するために、効率的な医療提供体制の構
築、医療の質と安全の向上を目指し、新たな医療技術や情報通信技術等を活用すること
で、地域医療構想の策定や地域包括ケアシステムの構築を推進するための地域医療の基盤
を確立する。
(3)研究のスコープ
①
②
③
④
地域の実情に応じた医療提供体制の構築
医療人材の養成
医療安全の推進
医療の質の確保
(4)期待されるアウトプット
①
地域の実情に応じた医療提供体制の構築
・地域医療構想や令和6年度から開始された第8次医療計画を着実に進めるために必要
な、地域医療の実態把握、効率的で質の高い医療提供体制の特徴の定量化、在宅医療
の体制構築に係る医療機能モデルの提示、多職種連携や医療介護連携を踏まえた医療
提供体制に関する政策提言等が期待される。
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