ＦＡ－４

公募研究課題

（１）研究課題名
健康日本 21（第三次）に資する、加熱式たばこ及び COPD に関するエビデンスの創出を
目指した研究（２５ＦＡ０４０１）

（２）目標
2020 年４月に改正健康増進法が全面施行されたが、加熱式たばこの健康影響について
は評価が困難であったことから、紙巻たばことは異なる対応となった。また、加熱式たば
この普及に伴い、紙巻たばこよりも健康影響が軽微という主張が見られるようになった。
本研究では、改正健康増進法施行後５年後の見直しまでに、加熱式たばこと紙巻たばこの
間で健康影響に有意な差があるのかを評価し、科学的なエビデンスを確立することを目標
とする。

（３）求められる成果
・ 長期間の喫煙が影響するといわれている、ACO（喘息と COPD を合併した病態（Asthma
and COPD overlap））を含む COPD 患者についての、禁煙者、紙巻たばこ喫煙者、加熱式
たばこ喫煙者、併用者における経年的な肺機能評価。
・ 生活習慣病などの交絡因子の影響を除外した、問診や６分間歩行試験などの運動負荷試
験を用いた、身体活動性の評価。
・ COPD 及び喫煙行動以外で身体活動性低下に影響を与える生活習慣などの要因（ライフス
タイルを含む）の分析、及び具体的な介入策の提案。
・ 本研究や他の加熱式たばこと COPD に関する研究結果に基づき、健康日本 21（第三次）
推進専門委員会で行われる健康日本 21（第三次）の推進や中間評価のための議論の土台
となる資料案作成に協力すること。

（４）研究費の規模等 ※

※

研究費の規模： １課題当たり年間 10,000 千円程度 ※ （間接経費を含む）
研究実施予定期間： 令和７年度～令和９年度
新規採択課題予定数： １課題程度 ※
研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

（５）採択条件（【

】内は条件を満たしていることを示す書類等）

・ COPD の診療経験が豊富な呼吸器内科専門医などを研究分担者とする、多施設に渡る研究
班体制が構築されていること。
・ COPD 診療ガイドラインを作成する学会と適切に連携を行うこと。
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