よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (280 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

研究推進、令和 6 年能登半島地震を踏まえ、情報集約システムの活用、保健医療福祉調整本
部・DHEAT(※)における対応体制についての研究を推進する。
※CBRNE:Chemical, Biological, Radiological, Nuclear, Explosive
※DHEAT:災害時健康危機管理支援チーム(disaster health emergency assistance
team)

(4)期待されるアウトプット
① 地域保健基盤形成分野
・DHEAT の体制強化や人材育成の方法に関する提言
・地方衛生研究所等の感染症危機対応の強化に向けた提案
・「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」改定
・健康日本 21(第三次)のソーシャルキャピタルに関する指標設定のための提言
・健康危機において感染症対応を含めた総合的なマネジメントを担う保健師の役割発揮に向
けた提言
・地域ケアシステムに資する自治体保健師の技術の獲得や向上のための体制提言や評価指標
の検討
② 生活環境安全対策分野
・空気環境測定、水質検査等の自動化の科学的エビデンス、効果検証及びそれを踏まえた建
築物衛生関連の制度改正の検討
・公衆浴場や建築物の冷却塔等におけるレジオネラ対策に係る衛生管理手法の提案
③ 健康危機管理・テロリズム対策分野
・CBRNE テロ・特殊災害対応能力向上のための、訓練・人材育成プログラムの提案
・災害時保健医療福祉活動支援システム(D24H)を含む保健医療調整本部体制についての有
用性及び課題の抽出、及び実社会での活用の推進

(5)期待されるアウトカム
① 地域保健基盤形成分野
災害を含む健康危機発生時に保健所や DHEAT が適切に対応する体制の整備を推進すること
や、健康危機時の検査体制や保健活動における連携体制、人材育成体制を強化することによ
り、国民への支援の充実につながる。また、健康日本 21(第三次)のソーシャルキャピタル
に関する評価指標及びアクションプランについて提言することにより、健康寿命の延伸及び
健康格差の縮小のための取組の推進につながる。また、地域保健活動において重要な役割を
果たす自治体保健師の人材確保・人材育成と「地域保健対策の推進に関する基本的な指針」
に記載されている統括保健師や総合的なマネジメントを担う保健師をはじめとする管理期の
自治体保健師に求められる役割の整理及び明確化により、地域保健活動の充実につなげる。
② 生活環境安全対策分野
最新の知見及び科学技術を踏まえた研究成果を基に関係法令、大臣告示や衛生管理要領等
の改正を検討し、生活衛生関係営業及び特定建築物等の衛生水準の効果的・効率的な維持向
上を目指す。また、毎年開催している生活衛生関係技術担当者研修会等を通じて、各自治体
にも周知を行い、生活環境安全衛生の確保につなげる。
277