資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (124 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
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域における施設間での効率的な連携体制や臓器提供・移植に関する医療従事者の卒前・卒後教育を
行うことによって、選択肢提示を行う際の人員の育成など各施設の状況に応じて実施することを可能に
し、幅広い施設で臓器提供が行われることにつながる。また、科学的根拠に基づく普及啓発の展開によ
り、臓器提供の意思表示率の向上や結果としての臓器提供数の増加に資する。
〈造血幹細胞移植分野〉
若年ドナーが造血幹細胞を提供しやすい環境、骨髄・末梢血幹細胞の効率的な提供体制、より良質な
臍帯血の確保・調製保存体制等が整備され、移植を必要とする患者に適切なタイミングで造血幹細胞を
提供する機会が確保される。また、コーディネート期間の短縮、移植源の選択や合併症の予防・治療等
の移植医療に関する科学的知見の共有により、治療成績の向上に資する。
(6)国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究との関係性について
AMED の「移植医療技術開発研究事業」では、臓器・組織移植及び造血幹細胞移植について、提供
者の意思を最大限尊重し、安全かつ長期的に良好な成績が期待できる新規移植療法の開発、最適な
移植療法の確立、及び効率的な移植実施体制の実現を目指している。厚生労働科学研究は、AMED で
開発された技術・解明されたメカニズムに基づき、臓器や造血幹細胞の提供にかかる基盤整備並びに
普及啓発やガイドライン作成等を実施している。
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