資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (73 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
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いては、生活習慣病の病態解明やその解決策となる政策提言により、治療の均てん化、生
活習慣病を有する者の生活の質の維持・向上等を目指す。
(4)期待されるアウトプット
以下に各分野の代表的なものを挙げる。
○健康づくり分野:
予防・健康づくりの推進や自然に健康になれる環境づくりに資するエビデンスの創出
・ 栄養)栄養・食生活関連のエビデンスの創出
・ 運動)身体活動・運動推進のためのエビデンスの創出
・ 睡眠)適切な睡眠・休養取得のための介入方法を含めたエビデンスの創出
・ 喫煙)受動喫煙対策による社会的インパクト評価
○健診・保健指導分野:
・ 健康診査・保健指導における健診項目等の必要性、妥当性の検証
・ PHR(Personal Health Record)を扱う事業者等が健康情報等を提供するモデルの提示
・ 地域・職域連携の推進状況の評価や課題の整理、健康指標の改善に向けた地域・職 域連
携推進事業の活用方法の提示
○生活習慣病管理分野
・ 循環器病領域における、情報提供・相談支援プログラムや、各都道府県で使用できる有用
な目標指標の作成
・ NDB データや患者調査を用いた糖尿病対策の課題の把握と、医療体制整備や予防・健康づ
くりにおける対応策の提示
(5)期待されるアウトカム
健康日本 21(第三次)を推進する上で必要なエビデンスの創出によって、施策を効果的
に推進することができ、健康寿命の更なる延伸につながる。
また、特定健診等を含めた健診や保健指導の定期的な見直しに寄与する。
さらに、循環器病については、第2期循環器病対策推進基本計画に基づいた研究を推進
することにより、健康寿命の延伸や循環器病の年齢調整死亡率の減少を目指す。
(6)国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究との関係性について
AMED の「循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業」では健康づくり、健診
・保健指導、生活習慣病対策等について、患者及び臨床医等のニーズを網羅的に把握し、
臨床応用への実現可能性等から有望なシーズを絞り込み、研究開発を進めている。こうし
た研究の成果を国民に還元するため、厚生労働省が実施する「循環器疾患・糖尿病等生活
習慣病対策政策研究事業」において、施策の見直しや制度設計、患者及び臨床医等のニー
ズに適合した政策の立案・実行等につなげる研究を実施している。
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