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資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (172 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》
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GC-12

公募研究課題

(1)研究課題名
言語聴覚士等による人工内耳・補聴器装用者等に対する言語リハビリ等の遠隔医療の体
制整備のための研究(25GC1201)

(2)目標
人工内耳植込術後や補聴器の装用後は、機器のメンテナンスや調整のために継続的に通院
が必要となるが、こうした専門的医療を提供できる医療機関は限られているため、特に地方
在住者にとっては通院が大きな負担となる。
先行研究において、言語聴覚士によるオンラインマッピング(人工内耳の電気信号の調節
をオンラインで行う)の有効性に関する知見が収集されている。しかし、本邦において、言
語聴覚士の対面業務とオンライン業務でその効果の有効性を比較した研究は行われていな
い。また人工内耳植込術後や補聴器の装用後に、地方在住者が遠隔で言語リハビリを行う体
制も重要である。
本研究は、言語聴覚士等による人工内耳・補聴器装用者等に対する言語リハビリ等の遠隔
医療の体制整備に必要な知見を得ることを目標とする。

(3)求められる成果
・ 有効性、安全性、費用対効果等の観点における、人工内耳のマッピング等を遠隔で実施
する場合の、対面と比較した優位性や同等性に関する定量的評価(成人を中心)。
・ 諸外国での人工内耳・補聴器装用者等に対する言語リハビリを含む遠隔医療の実施状況
に関する情報収集。
・ 人工内耳のマッピングや補聴器の調整等を遠隔で実施するための望ましい要件(言語聴
覚士等を配置する専門医療機関側及び患者側の施設要件、言語聴覚士の専門性等)の整
理。

(4)研究費の規模等 ※



研究費の規模: 1課題当たり年間 12,000~14,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
研究実施予定期間: 令和7年度~令和9年度
新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件


耳鼻科疾患(難聴)・人工内耳・補聴器に関連する様々な専門家(耳鼻科の専門医、言
語聴覚士、看護師等)を研究分担者とする研究班体制が構築されていること。

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