資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (129 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題
慢性の痛み患者への就労支援の推進に資する研究(25FG0101)
(2)目標
労働現場における疼痛の発生及び慢性化や、それに伴う就労継続困難を始めとする社会
参加困難は社会的に大きな問題となっている。 本研究では、労働現場における疼痛の発
生状況や就労への影響等に関する実態把握を、痛みセンターや関連医療機関等との連携の
下で実施し、労働現場における疼痛の発生予防や慢性化予防に関する科学的知見の収集・
分析を行うことを目標とする。
また、得られた知見を用いて、疼痛の発生予防・慢性化予防・疼痛による離職防止・慢
性疼痛患者の就労支援に寄与するマニュアルを作成し、その活用により慢性疼痛患者の仕
事との両立等の総合的な支援体制の構築に貢献することも目標とする。
さらに、関連学会や関係団体、企業、患者会等と連携した様々な普及・啓発活動、患者
の QOL 維持・向上に資する成果、適切な医療提供体制の構築等への貢献も期待される。
(3)求められる成果
・
労働現場における疼痛の発生及び慢性化の現状、それに伴う就労不能を中心とした社会
参加困難の実態把握と、社会復帰へ向けた課題の明確化。
・ 各職域における痛みの発生や、慢性化の機序に着目した慢性疼痛予防マニュアルの 開
発。
・ 開発したマニュアルについて、既存の就労支援マニュアル等と組み合わせた普及・ 活
用方法の開発と効果の検証、及び検証結果を踏まえて修正したマニュアル等による 就労
支援推進方策の検討。
(4)研究費の規模等 ※
※
研究費の規模: 1課題当たり年間 10.000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
研究実施予定期間: 最長3年間令和7年度~令和9年度
新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
(5)採択条件(【
】内は条件を満たしていることを示す書類等)
・
慢性疼痛診療に関連する様々な専門家(麻酔科、ペインクリニック科、整形外科、脳神
経内科、リハビリテーション科、精神科、心療内科等の専門医、臨床心理士、公認心理
師、理学療法士、看護師等)を研究分担者とする研究班体制が構築されていること。
・ 慢性疼痛患者の就労の関連者(専門家、産業医、行政、関係団体、企業等)や慢性 疼
痛患者の意見が反映される体制が整備されていること。
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