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資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (214 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》
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IA-3

公募研究課題

(1)研究課題名
医療機関における国等が発信した医療安全にかかる情報の活用促進に向けた研究(25
IA0301)

(2)目標
日本医療安全調査機構や日本医療機能評価機構は、医療法や医療法施行規則に基づいて
全国の医療機関から事故等の情報を収集・分析し、事故等の未然防止・再発防止に資する
情報(以下、外部情報とする)を医療機関等に向けて広く提供している。一方、医療機関
におけるこれらの外部情報の活用状況や、外部情報の活用の事故防止等の医療安全の向上
への寄与の程度については十分に把握されておらず、医療機関におけるさらなる活用・医
療安全向上のために医療機関側に求められる体制・活動等や、外部情報提供側に加えるべ
き工夫は明らかになっていない。
また、医療法に基づき都道府県等に設置されている医療安全支援センターでは、医療機
関に対して医療安全の確保に必要な情報提供や研修を行っているが、その内容は十分把握
されておらず、医療機関側の需要に合致しているか明らかになっていない。
そこで本研究では、病院における外部情報の活用状況について全国の病院へのアンケー
ト・ヒアリング・訪問調査等の方法により現状を把握し、活用の促進・阻害要因(病院側
の要因)を同定して有効な活用モデルを提案することを目標とする。また予め研究班で選
定した複数の外部情報(日本医療安全調査機構、日本医療機能評価機構からの発行物につ
いてそれぞれ 10 以上)について、活用により当該病院の医療安全向上に寄与したか否か
を調査し、医療安全向上に寄与する外部情報の特徴を明らかにする。
さらに、全国の医療安全支援センターへのアンケート調査等により、医療機関への情報
提供・研修の実施状況及び内容を把握するとともに、医療安全支援センターの視点から、
情報提供・研修の内容として優先順位の高い項目を同定する。また、全国医療機関へのア
ンケート・ヒアリング等により、医療安全支援センターからの情報提供・研修の内容につ
いて医療機関側の需要を把握する。これらを通じて、医療安全支援センターが行う情報提
供・研修の標準的内容を示すことを目指す。

(3)求められる成果
以下の①~⑨の全てを実施する。
<外部情報の活用について(医療機関側の要因の調査)>
① 病院における外部情報の活用の現状を把握する。
② 病院における外部情報活用の促進・阻害要因(病院側の要因)を同定する。
③ 病院における外部情報の活用モデルを提案する。
<外部情報の活用について(外部情報側の要因の調査)>
④ 複数の外部情報(日本医療安全調査機構、日本医療機能評価機構からの発行物につい
てそれぞれ 10 以上選定する)について、活用による医療安全向上の効果を評価する。
⑤ 病院の医療安全向上に寄与する外部情報の特徴を明らかにする。
<医療安全支援センターが行う情報提供・研修について>
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