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資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (250 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》
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我が国からの食品輸出促進のための、食品の衛生管理手法の国際調和及びその推進
に関する研究
・ 最近の国際的動向を踏まえた、食品安全行政における国際調和と科学的根拠に裏付
けされる施策の推進に資する研究
○多様化・高度化する食品技術等への対応
・ 最新の科学的知見に基づいた、国内外に流通する食品等の安全性確保のための効果
的かつ効率的な監視・検査等の方法(AI 等のデジタル技術の活用を含む)並びに各種
試験方法の改良・開発に資する研究
・ 国民や事業者等に対して効果的にリスクコミュニケーションを行うための手法等の
開発に関する研究
○若手枠の推進による新規参入の促進
・ 食品安全行政の推進に資する研究分野における若手育成のための研究

(4)期待されるアウトプット


国内流通食品等における、食品衛生上の問題発生時における原因究明手法の確立、及
び原因究明の迅速化を図る。
・ 食品の監視指導や安全性確保に関し、実態に即したデータを収集、整理、解析し、食
品監視に関する審議会等の審議資料等を作成する。また、AI 技術等を用いてより効率的
な監視・検査等を行う。
・ 食品安全に関連する科学的知見や考察をとりまとめ、コーデックス、SPS、EPA※等の
国際会議における外交交渉等に活用できる資料を作成する。
・ 国際会議における HACCP 等の食品衛生管理、監視指導等に関し、日本政府の対応・貢
献に対する専門的助言を行う。
※SPS(Sanitary and Phytosanitary Measures);衛生と植物防疫のための措置
EPA(Economic Partnership Agreement);経済連携協定

(5)期待されるアウトカム


得られた研究成果を自治体等における監視指導等の施策に反映することにより、危機
管理を含む食品の安全対策が一層強化され、食中毒等による健康被害の未然防止が図ら
れることにより、発生件数及び患者数の低下等が期待される。
・ 審議会等における議論を踏まえ、科学技術の進展に伴って必要となる、食品衛生に関
する法令改正等に繋げることが可能となり、改正等の結果、自治体等の現場におけるよ
り科学的な監視指導の実施、効率化等に寄与することが期待される。また、効率的にと
畜検査等が行えることにより、公務員獣医師の不足解消の一端を担うことができる。
・ 国際機関への情報提供などを通じて、食品安全の向上に関する国際貢献においてわが
国が高い評価を得ることが期待される。また、食品の衛生管理手法の国際調和及びその
推進を行うことにより、輸出入時における食品衛生上の障壁を取り除くこととなり、農
林水産物・食品の輸出額の増加につながることが期待される。
・ 効果的なリスクコミュニケーションの手法の開発、実施等を通じて、消費者、食品事
業者、行政等の関係者が相互に信頼できる食品安全施策となることが期待される。

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