ＧＢ－２

公募研究課題

（１）研究課題名
我が国における認知症観の変遷と課題の把握のための調査研究（２５ＧＢ０２０１）

（２）目標
令和元年にとりまとめられた認知症大綱において、認知症に関する正しい知識と理解の
普及、認知症の本人発信などを通じて、認知症に対する画一的で否定的なイメージを払拭
するべく施策が進められてきた。さらに、令和５年に成立した共生社会の実現を推進する
ための認知症基本法においては、「国民が、共生社会の実現を推進するために必要な認知
症に関する正しい知識及び認知症の人に関する正しい理解を深めることができること」と
基本理念が掲げられている。本研究では、認知症施策の推進とともに国民の認知症へのパ
ブリックイメージやスティグマがどのように変遷してきているのか、医療介護等の専門職
の意識がどのように変化してきているのか、などの現状と課題を明らかにし、「新しい認
知症観」に向けて施策の方向性を提言することを目標とする。

（３）求められる成果
国民の認知症へのパブリックイメージやスティグマ、医療介護等の専門職の意識の変遷
・変化を自治体や関係機関にもわかりやすい報告書等にとりまとめ、施策の方向性を提言
する。

（４）研究費の規模等 ※

※

研究費の規模： １課題当たり年間 18,000 千円程度 ※ （間接経費を含む）
研究実施予定期間： 令和７年度～令和９年度
新規採択課題予定数： １課題程度 ※
研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

（５）採択条件（【

】内は条件を満たしていることを示す書類等）

・

認知症医療において豊富な経験を持ち、認知症の診療やケアに直接関わっている様々な
専門家（精神科や脳神経内科などの認知症疾患の専門医、介護、心理士など多職種の専門
家）を研究分担者とする研究班体制が構築されていること。
・ 認知症の人と家族等の当事者の意見が反映される体制が整備されていること。
・ 【 認知症へのスティグマやパブリックイメージ等に関する研究活動・調査研究・論文著
書 】 などの実績があること。
・ 研究分担者又は研究協力者として、若手研究者・女性研究者を研究班に参画させるよう
努めること。

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