資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (260 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
法規制薬物の分析と鑑別等の手法の開発に向けた研究(25KC0101)
(2)目標
麻薬や覚醒剤など、薬物の乱用は世界的に深刻な問題であり、我が国においても、麻薬
及び向精神薬取締法などによりこれらの薬物の製造や輸入、販売、使用等を厳しく規制し
ている。また、令和5年 12 月には大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法が改正され大麻
等を麻薬として規制するとともに、テトラヒドロカンナビノール(THC)の残留限度値が設け
られることとなった。これらに伴って、新規指定麻薬等を迅速かつ正確に鑑別することは
行政施策上重要な課題となっており、今後の行政の取組に対応し、迅速かつ正確な分析・
鑑別手法の開発が急務である。
本研究では、新たに規制対象となるものを含む薬物等の行政施策上で活用する分析・鑑
別法の確立を目標とする。
(3)求められる成果
・ 違法薬物が検出される嫌疑がある物品については、毎年様々な形態の物品が生み出され
ているため、特に新規の物品について、迅速かつ精度が高い分析・鑑別法を検討する。
また、使用罪がある違法薬物については、生体試料中の薬物の検出法を検討し、分析・
鑑別法となりうるかの検証結果を得る。
・ 大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法が改正され、大麻由来製品に微量に含有する
THC の残留限度値を定め、標準的な分析法を示したところであるが、様々な大麻由来製
品に対してより汎用できる検出・鑑別する方法を確立するための知見を得る。
(4)研究費の規模等 ※
研究費の規模: 1課題当たり年間 4,800 千円程度 ※ (間接経費を含む)
研究実施予定期間: 令和7年度~令和9年度
新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
(5)採択条件
・ 製品中の化学物質の分析や鑑別に精通した研究者に加え、麻薬や覚醒剤などの規制薬物
の分析の実績のある研究者、国内外で乱用される薬物に精通した専門家等を研究分担者
や研究協力者とする研究班体制が構築されていること。
・ 研究分担者又は研究協力者として、若手研究者・女性研究者を研究班に参画させるよう
努めること。
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