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資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (51 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》
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AC-1

公募研究課題

(1)研究課題名
ICT・AI 技術等を活用した看護師等国家試験問題作問システムの検討とその実装に向け
た研究(25AC0101)

(2)目標
令和2年度保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会において、災害や感染症の発
生等に対する危機管理の観点や近年の情報通信技術(ICT)の進展等を踏まえ、コンピュ
ータ活用の必要性が示されたところである。
令和4~6年度の「保健師助産師看護師の問題作成の支援と効率化に向けた ICT・AI 技
術等の活用策の検討のための研究」において ICT・AI 技術等を活用した看護師等国家試験
問題作問システム(以下、作問システム)が検討され、試験的な作問の支援と作問された
問題の評価が行われた。
また、試験委員会においては作成された試験問題の適切性や習熟度、問題構成、出題形
式等の妥当性を検討するプロセスについても、人的負荷の軽減と問題の質の安定化のため
に ICT・AI 技術等の活用が必要となる。
本研究では、これまで検討してきた作問システムの実装に向けた課題の整理を行い、実
際の試験委員会で使用して評価するとともに、効率的な良問の作成に向けて、試験委員に
よって作成された問題の校閲等を行うシステムを検討することを目的とする。
なお、本研究の成果は、今後の保健師助産師看護師国家試験に関連する分科会・部会・
委員会等における検討資料として活用されるなど、我が国における保健師助産師看護師国
家試験の今後の実施・運営方法について検討するための一助とする。

(3)求められる成果


作問過程を支援する作問システムの実装に向けて、保健師・助産師・看護師国家試験の
各科目において単純想起型の問題を中心に、作問システムを用いた問題作成を行い、問
題の妥当性や信頼性等を評価する。また、実際に試験委員会で作問システムを用いた作
問を行い、作問システム活用の課題を明らかにする。



AI に学習させるデータの量や質の検討による学習データの整備を行い、作問システム
の実装に向けた性能の向上を行う。



問題作成の効率化や負担軽減、また、試験委員によって作成された問題の質の安定化の
ため、試験委員会において作成された問題の適切性や習熟度、問題構成、出題形式等の
妥当性の検討を ICT・AI 技術等を活用して支援するシステムの構築を行う。



国内の他資格・分野等の資格試験および諸外国資格試験の作問過程における ICT・AI 技
術等の活用状況や課題等を整理し、看護師等国家試験の作問システムの実装に向けたプ
ロセス等の検討を行う。また、作問システムの実装にあたり作問に ICT・AI 技術等を活
用する場合の機密情報の取り扱いについても、諸外国、他資格でどのような対策が行わ
れているのかを整理する。

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