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資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (199 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》
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HB-6

公募研究課題

(1)研究課題名
MSM や薬物使用者に対する HIV 感染予防・薬物使用防止のための支援策・啓発活動
の確立に向けた研究(25HB0601)

(2)目標
エイズ予防指針では、MSM(Men who have sex with men)や薬物乱用・依存者を個別施策
層(施策の実施において特別な配慮を必要とする人々)と位置づけている。また、個別施
策層は、それぞれが完全に独立したものではなく重複している場合も考えられる。
MSM に対しては、各種事業によりコミュニティセンターを中心として HIV 感染症の普及
啓発が行われているが、コミュニティセンターが設置されていない地域やコミュニティセ
ンターを利用しない MSM に対する取組は十分ではない。また、MSM の中でも薬物使用者
は、既存の事業ではアプローチが困難であるなどの課題がある。
本研究では従来の事業では啓発の効果が十分でない層や地域に向けた、HIV 感染予防策
や薬物使用防止策を開発することを目的とする。

(3)求められる成果


幅広い地域の MSM を対象としたメンタルヘルスや性行動、基本的な社会的背景、経済
力等に関するアンケート調査の実施、及びその分析結果を踏まえた HIV 感染予防策の開
発、試行及び効果の評価。

薬物相談の専門機関(精神保健福祉センターなど)の職員、薬物使用の問題を抱える
MSM、HIV 陽性者等へのインタビュー調査を踏まえた薬物依存からの回復や薬物使用防止
に効果的な支援策の開発、試行及び効果の評価。



薬物使用の問題を抱える MSM や HIV 陽性者を支援する、HIV 診療機関、支援機関、行
政機関のネットワークと連携体制の構築に向けた提言。

(4)研究費の規模等 ※



研究費の規模: 1課題当たり年間 12,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
研究実施予定期間: 令和7年度~令和9年度
新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件
・ 薬物乱用・依存者の対策に関わる専門家(精神科、社会医学等の専門家)、HIV 感染
・ エイズ及び性感染症を含む感染症診療に従事する医療従事者を研究代表者又は研究分担
者とする研究班体制が構築されていること。
・ HIV 診療実施医療機関(全国にまたがることが望ましい)、性感染症診療実施機関、当
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