ＩＡ－１５

公募研究課題

（１）研究課題名
電子カルテ情報等の二次利用推進のための研究（２５ＩＡ１５０１）

（２）目標
「医療 DX の推進に関する工程表」等に基づき、本研究は、医学・医療のイノベーショ
ンの成果を国民・患者に還元するため、全国医療情報プラットフォームにおいて共有され
る電子カルテ情報等の二次利用を適切に推進していく方策を検討する。また、電子カルテ
情報共有サービスで共有される３文書６情報やそれ以外の電子カルテ情報について、国内
外の研究開発状況を踏まえ、二次利用のための生成 AI（Large Language Models（LLM）
や Large Multimodal Models（LMM））等を活用した効率的な手法の検討や実用性の検証
を行う。さらに、ユースケースとしての生成 AI 活用や、情報連携基盤に組み込む形での
生成 AI 活用について、その活用の方向性や、推進・規制に係るガバナンスの考え方につ
いて、技術的な検証を踏まえて整理する。

（３）求められる成果
・電子カルテのテキスト情報等を有効に二次利用するための生成 AI 等を活用した効率的な
手法やその実用性について検討し、国で今後開発する電子カルテ情報データベース（仮
称）で収集すべき情報や情報の加工方法、情報連携基盤で実装すべき機能をエキスパート
オピニオン、文献調査、市場・技術動向、その他技術的検討等を踏まえ提案する。
・上記検討に基づき、基盤のユースケース、基盤に組み込む形で生成 AI 等を用いる場合の
方向性、活用推進・規制に係るガバナンスの考え方についてエキスパートオピニオン、文
献調査、市場・技術動向、その他技術的検討等を踏まえ提案する。
・提案に当たっては、
- 次世代医療基盤法の運用実態等を踏まえ、情報セキュリティを確保しつつ外部計算
資源を活用する生成 AI の活用の方向性についても検討を行うこと。
- また、ガードレール技術等、機微情報を用いて学習した生成 AI の取り扱いの方向
性について、技術的、法的両面から検討を行うこと。

（４）研究費の規模等 ※

※

研究費の規模： １課題当たり年間 7,000 千円程度 ※ （間接経費を含む）
研究実施予定期間： 令和７年度～令和８年度
新規採択課題予定数： １課題程度 ※
研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

（５）採択条件

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