資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (146 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
公募研究課題
(1)研究課題名
認知症の人の介護家族等の実態把握のための調査研究(25GB0301)
(2)目標
令和5年に成立した共生社会の実現を推進するための認知症基本法において、その基本
理念に、「認知症の人のみならず家族等に対する支援により、認知症の人及び家族等に対
する支援により、認知症の人及び家族等が地域において安心して日常生活を営むことがで
きる」ことが求められている。また、令和5年に基本法の施行に向けて開催された「認知
症と向き合う『幸齢社会』実現会議では、「介護しながら家族等が自分の人生を大切にで
きる環境・支援制度の整備」が必要であるととりまとめられている。
本研究では、認知症の人の介護家族等の状態やニーズなどの実態を把握し、認知症介護
家族への支援方策を検討することを目標とする。
(3)求められる成果
アルツハイマー病の治療薬抗アミロイドβ抗体薬治療とそのアミロイド関連画像異常
(ARIA)に対する介護家族の理解や、認知症の人の介護家族の実態等の調査の成果と認知症カ
フェ等インフォーマルケア、家族支援の方策を検討した成果をとりまとめ政策提言を行うとと
もに、自治体や関係者向けの手引き(「認知症介護家族への支援手引き」)等を作成する。
(4)研究費の規模等 ※
※
研究費の規模: 1課題当たり年間 20,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
研究実施予定期間: 令和7年度~令和9年度
新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等
については、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
(5)採択条件(【
】内は条件を満たしていることを示す書類等)
・
認知症医療において豊富な経験を持ち、長年、認知症診療と家族等の支援に直接関わる
多職種専門家(脳神経内科や老年科等の認知症専門医、ソーシャルワーカー等)による多
角的なアプローチを実施できる研究班体制を構築すること。
・ 厚労科研において診療指針策定のための調査研究等を実施中あるいはその実績があるこ
と。
・ アルツハイマー病の治療薬抗アミロイドβ抗体薬治療の実績があり、その知見に基づく
アミロイド関連画像異常(ARIA)に対する介護家族の理解、介護の実情やサポートの実態
に焦点を当てた調査を研究計画に含むこと。
・ 認知症の人と家族等の当事者の意見が反映される体制が整備されていること。
143