資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (82 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
公募研究課題
(1)研究課題名
健康寿命の延伸及び健康格差の縮小に影響を与える要因の解明のための研究(25FA
0501)
(2)目標
2024 年度に開始した健康日本 21(第三次)においては、健康寿命の延伸と健康格差の
縮小を最終的な目標として具体的な目標値を設定しており、今後、中間評価及び最終評価
に向け、地域保健健康増進栄養部会及び健康日本 21(第三次)推進専門委員会での議論
も踏まえつつ、目標達成のための具体的取組を推進していく必要がある。
健康寿命の延伸と健康格差の縮小ための取組を効果的かつ効果的に推進するためには、
健康寿命や健康格差に影響を与える要因を解明し、改善に向けた施策を実施していくこと
が重要である。これまでの研究においても、健康寿命延伸や地域間健康格差に影響を与え
る要因が複数抽出されているが、その全体像はいまだ明らかとなっていない。
本研究では、健康日本 21(第三次)で目標として設定されている生活習慣や生活習慣
病の状況、社会環境等の各指標に着目して、それらが健康寿命に与える影響や、地域・社
会経済的要因等健康格差に与える要因を検討し、詳細な地域差の分析等も実施し、国及び
自治体の健康増進部局が健康日本 21(第三次)推進において健康寿命の延伸及び健康格
差の縮小のために取り組むべき効果的な健康増進施策を提案することを目標とする。
(3)求められる成果
・ 健康日本 21(第三次)で領域・目標として設定されている生活習慣や生活習慣病の状
況、社会環境の質等を中心として、健康寿命及び健康格差に影響を与える要因に関する最
新のエビデンスに関して、システマティックレビューを行うこと。
・ 上記のエビデンスレビュー等を元に、健康日本 21(第三次)で目標として設定されてい
る生活習慣や生活習慣病の状況ならびに社会環境の質等がそれぞれ、健康寿命に影響を与
える程度を明らかにすること。
・ 上記検討にあたっては、健康日本 21(第三次)で新たに取り入れたライフコースアプロ
ーチの観点も踏まえ、各ライフステージにおける要因を検討すること。
・ 健康寿命の算出には複数の算出方法があるが、健康日本 21(第三次)の目標となってい
る「日常生活に制限のない期間の平均」を用いた検討を行うこと。
・ 健康寿命及び関連する主要な生活習慣、生活習慣病等の地域格差(都道府県単位より詳
細な地域(市町村別等))、社会経済的要因による格差を把握するためのデータ収集及び
評価方法の検討を行うこと。
・ 健康寿命に影響を与える生活習慣、地域差等の要因分析の結果を用いて、介入による健
康寿命延伸の推計を行い、国及び自治体の健康増進部局が健康日本 21(第三次)の推進
において健康寿命延伸及び健康格差縮小のために取り組むべき具体的な健康増進施策の提
案を行うこと。
79