資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (210 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
医療安全管理者の活動の質向上に向けた研究(25IA0101)
(2)目標
医療安全管理者の業務指針・養成指針は令和2年に改訂され、その業務内容は安全管理
体制の構築、職員への教育・研修、事故防止のための改善活動(情報収集・分析・対策立
案・フィードバック・評価)、医療事故への対応、安全文化の醸成と多岐にわたる。これ
らが適切に遂行されるためには、院内の関係者(管理者、部門の医療安全担当者、個々の
医療従事者、医療対話推進者等)との役割分担と連携が求められるが、その現状及び望ま
しい方法は明確化されていない。特に、医療安全の取組が実効性を発揮するためには、現
場(部門の医療安全担当者や、個々の医療従事者)での医療安全上の重要事項の認知及び
実践、現場における必要な調整・柔軟な適応の実践、改善活動への現場の主体的かつ組織
目標と整合した参画の重要性等が指摘されており、これらの実現のために医療安全管理者
が提供すべき支援等を明確化する必要がある。
また、医療機関の医療安全に資する国内外の情報は日々更新されており、医療安全管理
者の継続学習の重要性が指摘されているが、継続学習の状況は把握されておらず、方法も
体系化されていない。
そこで本研究では、①医療安全管理者と関係者(特に現場)の役割分担及び医療安全管
理者が行うべき支援(例えば、部門の医療安全担当者への権限移譲や教育、医療安全上の
重要事項に関する個々の医療従事者の認知率の把握等)、②医療安全管理者の継続学習、
③医療安全管理者の活動の質向上に必要なその他の事項について、まず全国医療機関への
アンケート・ヒアリング等の方法により現状を把握する。次に①②③それぞれについて医
療安全上のアウトカムを達成する上で望ましい方法を明確化する。さらにそれらを踏まえ
て、医療安全管理者の業務指針・養成指針を改訂することを目指す。
(3)求められる成果
・
医療安全管理者と関係者の役割分担と連携の状況、医療安全管理者の継続学習の状況に
ついて、全国医療機関へのアンケート・ヒアリング等で把握する。
・
医療安全管理者の業務指針および養成指針の改定案を作成する。その内容には以下を含
める。
‐医療安全管理者が主体である業務、医療安全管理者が主体ではないが参画が求められる業
務の整理
‐医療安全管理者と管理者に求められる連携
‐医療安全管理者が現場(部門の医療安全担当者、個々の医療従事者)に行うべき支援
‐現場に医療安全上の重要事項が認知・実践されるために必要な医療安全管理者の活動
‐現場において必要な調整・柔軟な適応が行われるために必要な医療安全管理者の活動
‐現場が改善活動に主体的に参画するために必要な医療安全管理者の活動
‐医療安全管理者に求められる継続学習
‐その他の医療安全管理者の活動の質向上に必要な事項
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