資料1-3 令和7年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (62 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47009.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第142回 12/12)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
1
がん政策研究事業
研究事業の概要
(1)背景
令和5年3月に閣議決定された「第4期がん対策推進基本計画」(以下「基本計画」と
いう。)の全体目標として「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの
克服を目指す。」ことが掲げられ、「がん予防」、「がん医療」、「がんとの共生」が3
本の柱として設定され、がん研究はその基盤として位置づけられた。令和5年 12 月に策
定された「がん研究 10 か年戦略(第5次)」も踏まえ、内閣府・文部科学省・経済産業
省と連携し、がん研究を着実に前進させ、その成果を患者やその家族、医療従事者等に届
けることによって、わが国のがん対策全体の一層の充実を図る必要がある。
(2)事業目標
「がん研究 10 か年戦略(第5次)」を踏まえ、がん予防・がん医療・がんとの共生の観
点に立ち、患者・社会と協働するがん研究を念頭において、がん対策に関するさまざまな
政策的課題を解決する研究を推進する。
(3)研究のスコープ
①がん予防、がん医療、がんとの共生それぞれにおける以下の項目等に係る政策課題の
把握と解決に資する研究
・がん予防における、新たな技術の導入や検証方法、がん検診受診状況の把握
・がん医療における、がんの特性、ライフステージ等に応じた医療提供体制の構築
・がんとの共生における、がん患者やその家族等の経済負担を含む心理・社会的な課題
の解決
②各分野の取組やがん対策全体の評価に資する研究
(4)期待されるアウトプット
がん検診については、受診状況の適切な把握方法及び新たな技術の検証方法等について
検討することにより、適切ながん検診の提案等の成果を得る。また、ライフステージ等に
応じたがん医療提供体制の構築に資する研究や、がん患者等の社会的な問題への対策やラ
イフステージに応じた療養環境への支援に資する研究等を実施し、多職種連携・地域連携
も含めた効率的かつ持続可能ながん医療提供体制の提案や効果的な介入プログラムの開発
等の成果を得る。
(5)期待されるアウトカム
AMED の「革新的がん医療実用化研究事業」から得られる成果とあわせ、がん対策推進協
議会等において報告し、政策に反映させるなど、がん対策推進基本計画において3つの柱
とされる「がん予防」、「がん医療」、「がんとの共生」の各分野のより一層の充実を実
59