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資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[694KB] (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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【臨床経過】

ワクチン接種前、患者の体温はセ氏 36.3 度であった。

12:47、新型コロナウイルスワクチン 6 回めを接種した(ファイザ
ー 1 価 XBB 1.5)。

2023/11/30 13:02(ワクチン接種 15 分後)にアナフィラキシーシ
ョックを発現した。約 15 分後より気分不快が出現した。

13:05、血圧(BP)135/98 mmHg、酸素飽和度(SpO2)91%、脈拍数
(PR)102/min。

13:10、BP は 71/39 mmHg まで低下した。会話可能。喉のつまり
感、気分不快訴え。

13:12、右大腿部よりアドレナリン 0.5mg 筋注を行った。

13:13、BP 105/84 mmHg、PR 105/min、SpO2 89‐91%。

13:15、BP 126/82 mmHg、PR 106/min、SpO2 90%。会話可能。日
本昏睡尺度(JCS)は 1 であった。同様の症状を訴え、「気持ち悪
い」と話した。

血;圧は回復傾向にあったが、呼吸苦および血中酸素濃度の回復
が認められないため、救急隊を要請した。

アナフィラキシーショックが診断された。

13:22、BP 116/81 mmHg、PR 108/min、SpO2 89%。

13:30、救急搬送となった。(酸素投与下に、A 病院へ転医搬送と
なった。その後、同院の救急診療科に入院となった。

翌日(2023/12/01)、退院した。

2023/12/01、アナフィラキシーショックの転帰は、アドレナリン
0.5mg 筋注、酸素投与を含む治療で回復した。