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資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[694KB] (183 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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【臨床経過】

3 回目の mRNA-V 接種から 3 日目(報告のとおり)に下肢の点状出
血を自覚し、Plt0.5 万/uL と著明な減少を認め入院となった。

血小板輸血 10 単位施行、退院時よりエルトロンボパグオラミン
を増量した。

退院後 3 日目で 10.7 万/uL まで回復した。

著者は、当院でワクチン接種後に血小板減少を来した症例を経験
したので若干の知見を含め報告した。

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)患者において、新規コロナウ
イルスワクチン(mRNA-V)接種後に血小板減少、病勢増悪の報告
が散見される。

[考察]日本血液学会は、ITP 患者へのmRNA-V 接種は、1 週間以内
の早期血小板減少や出血傾向に注意を呼びかけている。

自験例でも 3 日目に病勢増悪を認めた。

米国 CDC の提示資料によると mRNA-V(2 価)接種後に ITP が増加
しているようなシグナルは検出していないとしている。

しかし、現時点では血小板のコントロール良好例においても
mRNA-V 接種の際は回数/種類を問わず早期受診を推奨する。

[結論]薬剤師は、ITP 患者が mRNA-V 接種の際は、血小;板減少、
病勢増悪を来すことを理解し適切な服薬指導が必要である。

これ以上の再調査は不可能であ
る。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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