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資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[694KB] (167 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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が、整形外科的な原因は否定的であった。
2023/11/10(ワクチン接種後 13 日)、精査目的に 当院脳神経内
科へ紹介受診し、同日入院した。
経過と所見より末梢神経障害を疑い神経伝導検査を行ったとこ
ろ、運動神経は概ね正常で、四肢感覚神経で全体的に振幅低下を
認めたが、伝導速度は保たれ、軸索型の感覚性 polyncuropathy
の所見であった(ギラン・バレー症候群の診断基準は満たさなか
った)。髄液検査は軽度の蛋白増多(53mg/dl)のみで、髄液培養・
細胞診は陰性であった。
2023/11/11-2023/11/13、経過よりコロナワクチンの副反応を疑
い、入院のうえ、ステロイ;ドパルス(ソル・メドロール 1000mg×
3 日)を行った。しびれが強いためプレガバリン 50mg 分 2 で開始
し、漸増した。一時しびれは軽快したが、ステロイドの作用で興
奮、せん妄傾向になった。
2023/11/14(ワクチン接種後 17 日)、誤嚥性肺炎も生じたため
SBT/ABPC で治療を行った。その後左下肺野背側の無気肺が残り、
リハピリ時に SPO2 低下を認めたが、離床に伴い軽快した。
神経伝導検査の所見は改善みられなかった。
2023/11/27-2023/12/01、人免疫グロブリン(ヴェノグロブリ
ン)15g/day×5 日を投与し、軽度の白血球減少以外には副作用な
く終了した。その後自覚的なしびれは(特に右側で)改善傾向であ
ったが神経伝導検査では改善認めなかった。特に左上下肢のしび
れを訴えプレガバリンは 300mg 分 2 まで増量した。
2023/12/21-2023/12/27、再び誤嚥性肺炎、無気肺を生じ、
SBT/ABPC を投与し改善した。リハビリ継続していたが長期臥床に
よる廃用もあり、起居動作には介助が必要となった。
2024/01/17 (ワクチン接種後 81 日)、近医へ転院となった。

【転帰】
多発ニューロパチーの転帰は回復したが後遺症あり (症状:四肢
筋力低下、感覚障害)で、感覚鈍麻と歩行障害の転帰は不明であ
った。

報告者は、事象を重篤 (入院) と分類し、事象は COVID-19 ワク
チンと関連ありと評価した。
他要因(他の疾患等)の可能性はなかった。

BNT162b2 omi xbb.1.5 のバッチ/ロット番号に関する情報は再調
査を行い、入手した場合報告を行
う。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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