資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)( (102 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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2022 年 2 月 2 日
モデルナワクチンを接種後、発熱あり、その後転倒しやすくなった。両上肢はもとも
と頚椎症で挙上ができなっかた。
2022 年 2 月 10 日
発熱、ギラン・バレー症候群(GBS)が発現した。
2022 年 2 月 14 日頃
さらに上肢挙上が困難となり、歩行や立ち上がりも困難なった。
2022 年 5 月 24 日
精査のために当院を受診。四肢は総じて MMT1-3、両下肢の温痛覚障害・振動覚障
害、上腕三頭筋以外の四肢の腱反射消失のを認めた。頭部 MRI 異常なし、頚椎 MRI は
頚椎症の所見、末梢神経伝導検査で両 Tibial の Amp 低下を認め
た。RF(‐)、フェリチン高値、抗核抗体(‐)、補体低下(‐)、MPO-ANCA(‐)、
PR3ANCA(‐)、甲状腺機能正常。ワクチン接種から 1-2 週間後の発症、四肢脱力、四
肢の腱反射消失、神経伝導検査で軸索障害を認め、ワクチン接種後のギラン・バレー
症候群と診断した。(頚椎症による症状ではないと判断)。診断時はすでに発症から時
間が経過しており、免疫療の法は施行せず、リハビリで経過をみる方針とした。上肢
は自然経過でわずかに回復したが、重度の四肢脱力と歩行障害が残存している。
臨床症状:
発見日:2022 年 2 月 14 日
両側性かつ弛緩性の上肢や下肢の筋力低下、筋力低下を来した上肢や下肢における深
部腱反射の低下または消失
報告時点までの、症状の極期における Hughes の機能尺度分類:ベッド上あるいは車椅
子に限定(支持があっても 5m の歩行が不可能)
疾患の経過:
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