資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)( (176 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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2021 年 7 月 12 日、血中クレアチンホスホキナーゼ:2722 U/L。
2021 年 7 月 12 日、トロポニン I:16.2 pg/mL。
2021 年 7 月 13 日、血中クレアチンホスホキナーゼ:2116 U/L。
2021 年 7 月 13 日、駆出率:45%7 日目、LVEF は改善し、Impella CP は離脱した。
2021 年 7 月 13 日、トロポニン I:6.9 pg/mL。
2021 年 7 月 15 日、脳波:9 日目、脳波は平坦となった。
日付不明、血管造影:冠動脈は正常であった。
日付不明、剖検:剖検にて非対称性左室肥大、右室壁肥厚(550 g;左室壁、11~16 mm;
右室壁、5~7 mm)、僧帽弁後尖の粘液腫様変性、後内側乳頭筋の肥大が認められた。
患者は非対称性左室肥大を呈したが、剖検で肥大型心筋症に特徴的な所見は見られな
かった。
日付不明、生検:心室中隔の右心室側から心内膜心筋生検を実施し、3 検体を採取し
た。心内膜心筋生検の結果は、全 3 標本の心筋に炎症所見はなかった。
日付不明、血圧測定:81/45 mmHg。
日付不明、血液検査:重度の肝及び腎機能障害、乳酸アシドーシス、高感度トロポニン
I 値上昇、好酸球数の有意な増加なし。
日付不明、体温:摂氏 37.2 度冠疾患集中治療室入院時。
日付不明、頭部コンピュータ断層撮影:びまん性で重度の脳浮腫が判明。
日付不明、心エコー:心エコーで僧帽弁後尖逸脱及び重度の僧帽弁逆流が認められ、左
室拡張末期径は 77 mm に増加し、左室駆出率(LVEF)は 25%に低下した。右心室収縮
も著しく低下した。左室壁厚は 14 mm で、わずかに肥厚し、少量の心嚢液貯留が認め
られた。さらに、僧帽弁の後尖は有意に脱出しており、これは重度の僧帽弁逆流を示
した。疣腫又は腱索断裂の証拠はなかった。
日付不明、心電図:洞調律、右軸偏位、及び不良な R 波進行が認められた。
日付不明、好酸球数:死亡するまで著明な上昇なし。
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